参加者の声

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(最終更新:2022年08月19日)

「生きづらさ」を抱えている人との対話で感じた、悩んでいるのは自分だけじゃないということ

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「生きづらさ」を抱えている人との対話で感じた、悩んでいるのは自分だけじゃないということ

最終更新:2022年08月19日)

ADHDの気質と普段のキャラクターが生きづらさを生んでしまっていた

  • 先日は交流会にご参加いただきありがとうございました。
    まずは参加のきっかけを教えて下さい。

  • 元々ファシリテーターの方を知っていました。
    その方はうつ病を開示しているし興味があったので、話してみたいと思ったのがきっかけです。

  • そうだったんですね。
    参加頂いた対話は「生きづらさ」というテーマで行いましたが、普段生きづらさをどんな時に感じますか?

  • 私、ADHDの気質があって、それが生きづらさに繋がっています。
    具体的には仕事の優先順位が決められなくて、物事を計画的に進めることが出来ないとか、やる気のオンオフが上手く切り替えられない、などです。
    例えばオンのままだと深夜までずっと仕事をしてしまって・・・ただその分必ず跳ね返りがくるので、テンションが落ちる時が本当にしんどい。

  • 私もそういう経験あります。
    朝から晩まで仕事出来てしまうんですよね。

  • 身近な人には、私は明るい性格で、悩みがなさそうに見られることが多くって。
    なので、そういった気質から他の人は出来る仕事でも上手くこなせない時に、色々ともがいて、それでも出来ない時にはつらいし、なかなか相談も出来ない。
    やる気もオン状態が続いている時は仕事モードでガツガツやっているように見られるんですけど、体力的にも精神的にもやっぱりつらい。
    明るく悩みがなさそうに見られているから「本当はつらい」と話す場が身近に無いことがしんどいですね。

  • 身近な人だからこそ、自分のキャラクターを演じないといけないことはあると思います。

  • 私のキャラではもちろん病気を公表することも、ちょっとした愚痴みたいな事も言いにくい。
    SNSにネガティブなことを書いている人がすごくうらやましく感じる瞬間があるんです。
    私は私なりに悩みがあるのに、それを身近な人ほど理解してもらえない。

  • つらいなっていう時ってはどうしているんですか?

  • 病院に通っているので、そこで話しています。
    今は睡眠薬だけ飲んでいて、主治医には薬飲んで眠りやすくしているだけだから、と言ってもらっています。

  • 薬で眠れるなら飲むの賛成派です。

  • 眠れず悩んでいる人に、睡眠薬飲むといいよと言ってあげたいけど、これも普段の私のキャラでは絶対言えない。
    私が病院に通っているなんて周りの人は多分思ってないんじゃないかと思います。
    どう生きていいのか、私は普通ではないのかなと思って、でもそれを身近な人に相談することが出来なくて生きづらさを感じていました。

  • 身近な存在ということでご主人は何と言っているんですか?

  • 実は薬飲んでることも病院行ってることも知らないんです。
    私が朝たまに起きられないことがあったり、テンションが急に高い時があるのでただただ、絡みづらい人だ、と思っているみたいです(笑)

  • 言おうとはならなかったですか?

  • 主人はメンタルの病気に偏見はないんですが、理解もしようとしないから、例えば「睡眠薬なんて飲まない方が良い」って言われると、私としては最後の砦を壊された気持ちになるので、言いづらいですね。
    ADHDかなって思う前からの知り合いなので、主人も私に障害があるかもしれないということは、薄々気づいているかもしれないけど、体調が悪いだけ、と思いたいだけなのかもしれないですね。

  • どっちに転ぶか分からないとなると言いづらいですね。

  • そうですね、ただ無理に伝えることはないのかなと思います。
    完全に理解してくれなくても、結婚はできるし、今何とかなっているので。

悩むのは普通で、病院に行っても良いし、薬飲んだっていい

  • 今回の対話で得られたものはありましたか?

  • 参加者はそれぞれに生きづらさを抱えていましたが、社会にいたら普通に見える人たちばかりでした。
    精神科の待合室にいる人たちって一見すると普通の人が多いけど実はしっかり病んでいる。
    同じ境遇にあるけど、絶対に話しかけることが出来ない人たちと話せたような感覚がしました。

  • たしかにリアルな場では絶対出来ないですよね。

  • 普通に見える人でも病院に行ってるし、そういった人達と話してみて、あぁ同じ人間なんだなって思えました。
    だから、私みたいに普段ポジティブにしているけど、病院行く人もいていい。
    ギャップがあっていいし、悩んでもいいじゃんって思えて気が楽になりましたね。

  • 同じように悩んでいる人と話すと、自分だけじゃないんだ、と思えますね。

  • 自分しかこんな悩みを持っていないんじゃないか、こんなことで悩んじゃいけないんじゃないかと感じることが多くて、それは今の生きづらさに繋がっていたと思います。
    でもそうじゃない。
    悩むのは普通で、病院に行っても良いし、薬飲んだっていいよねと思えました。

  • 他に何か得られたことや印象に残っていることがあれば教えてください。

  • 「子供が3人いて大変」という状況に対して、うるさくて大変と思うか、大変だけどにぎやかで楽しいと思うか、という問いは面白いなと思いました。

  • なるほど。
    同じ言葉や現象でも人によって捉え方が全然変わりますね。

  • 私が考えるつらい状況に対して他の考え方や見方がありました。
    「そういうやり方もあるのか、私もそこから始めてみよう」みたいな、お手本になる考え方が見つかるというか。
    新しい価値観を得られるのは、まさに対話の魅力だと感じました。

  • 話を聞いたうえで、じゃあ自分ならどうするか、を考えて実行できると良いと思います。

  • 治療ではないので、話すことで治るというわけではないですが、気持ちが少しでも楽になれば前は向ける。
    病院に行ってみようかなと、行動する一歩になる。

  • ThirdTalkはカウンセリングや病院に行くことのハードルを下げたいと思って運営しているので、それはとても嬉しいですね。

  • ただ評判の良い病院は初診がなかなか受けられないですよね・・・。
    指を切ったら、すぐ病院で見てくれるけど、今日死にたくなっても誰も診てくれない。
    今すぐ行きたくても、緊急って思われてないのか、待たせてもいいって思われてるのかな・・・(笑)
    ThirdTalkの対話の場がそんな時の予防線になるといいですね。

  • たしかにそうですね。
    色々な利用のされ方があっていいと思います。

今だから、上手い付き合い方を共有できる

  • ご自身が対話の場で伝えられそうなことって何かありましたか?

  • メンタルの病気に完治はないのかなと思いますが、上手く付き合う方法は共有できると感じました。

  • 例えばどんなことでしょうか?

  • 同じ症状による悩みでも学生の頃と今の自分では考え方が違う。
    学生の頃は今よりも期待に溢れていて、でもあまり過度に期待しすぎると、ダメだった時の落胆も大きい。
    もちろん上手くいくことが前提で期待もしていいけど、ダメだとしても問題はないし、生きていられるって思えた方が良い。
    学生さんに対して、当然そうするべき、ということではなくて、1つの意見として伝えることはできると思います。

  • 対話の場では価値観を押し付けるというよりは、こんな考え方もあるっていう共有が重要な気がします。

  • この先の長い人生、ずっと病気のままでいいのかなって考えてしまって、未来が見えない人もいると思う。
    病院に行きたくないだろうし、薬もできれば飲みたくない、普通でいたいと思うんじゃないかな。
    でも私はそれで生きられたし、割と大丈夫って感覚が今はあるので、それは伝えられると思います。

  • 個人的にもすごく興味がありますしぜひ伝えてほしいです。
    他には何かありましたか?

  • 対話とは少し違いますが、頑張っている人を褒めてあげたいですね。
    同じように悩んでいる人が、私には出来ないことをしていたら素直にすごいじゃんって褒めてあげたい。
    「朝起きて会社行くことだってすごいんだ、と」同じ境遇にある人ならそれがすごいと分かりますからね。

  • 病気でつらいっていう話よりは、普段の頑張っている話をするのもいいですね。

  • 本当につらいと、約束の時間にZoomに入ることも出来ないから、それだってすごいなって思う。
    リマインダー機能はあった方が良さそうですね(笑)

参加した方がいいと思う人、今後話してみたい人

  • 今回参加してみて、どんな方が参加した方が良いと思いますか?

  • 普段からネガティブに考えがちな人は、対話の場に出るとスッキリするかも。
    自分の話をしてストレス発散にもなるし、対話をすることで本当は何を辛いと感じているのか、思考のクセみたいなところも分かると思います。

  • 結局何がつらいのか、明確になるのはいいですね。

  • 私も参加して気づいたことですが、悩んでいる人って普通にいるし、ちょっとしたことで病院に行く人も割といる。
    私も病院とかカウンセリング行っていいんだ、って少しでも思えたらいいと思います。

  • 今回は「生きづらさ」をテーマでの対話でしたが、最後に今後やってみたい対話のテーマがあれば教えてください。

  • さっき若い人に伝えられるって言いましたが、同年代限定はやってみたいですね。
    悩みと年代が近ければ、よりリアルに共有できそうです。
    同世代で頑張っているとか、もしかしたらゆるく考えている人もいるかもしれない。
    「大人なのにこんなんじゃダメだ」って思い過ぎている人がいたら、少し和らいで、生きやすくなると思います。

  • なるほど、とても興味深い会になりそうです!
    本日はお時間いただきありがとうございました。

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