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(最終更新:2022年11月07日)
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HSPに向いてる仕事80選|繊細さんが適職に出会うための方法を解説します

「HSPが原因で仕事が続かない」「繊細な自分に向いている仕事を知りたい」と考えるHSPの人は少なくないでしょう。事実、HSPの人に向いている仕事はあります。HSPの特性を深く理解し、分析することで、自分に合った仕事を見つけることができるようになるのです。このページでは、200名以上のHSPの人に対して実施したアンケートを基に、HSPに向いている仕事や向いていない仕事、向いている仕事の探し方を解説しています。自分に合った仕事でより良い働き方を実現したいHSPの人は必見の内容です。

目次

ThirdTalkが独自に200名以上のHSPの人に「仕事に関するアンケート」を実施

ThirdTalkでは今回、HSPの気質を持つ方に向けてアンケートを実施しました。

アンケート回答者の概要

アンケートの概要は以下の通りです。

  • 対象者:22~65歳の男女、HSPの気質を持つ方
  • 回答者数:208名
  • 実施方法:オンラインにて実施

まずは、アンケート回答者の属性などを詳しく解説していきます。

HSPアンケート回答者の男女比

HSPアンケートに回答した方の男女比です。男性20%、女性78%、その他が2%です。

今回ThirdTalkが独自に実施した、HSPの人向けの仕事に関するアンケートへの回答者の男女比は、

  • 男性:20.4%
  • 女性:78.4%
  • その他:0.9%

となっています。

HSPアンケート回答者の年齢層

HSPアンケート回答者の年齢層の分類です。

今回ThirdTalkが独自に実施した、HSPの人向けの仕事に関するアンケートへの回答者の年齢層は、

  • 20代:29.2%
  • 30代:43.1%
  • 40代:19.6%
  • 50代:6.7%
  • 60代:1.4%

となっています。

HSPアンケート回答者のHSP歴

HSPアンケート回答者のHSP歴を円グラフで紹介しています

今回ThirdTalkが独自に実施した、HSPの人向けの仕事に関するアンケートへの回答者に対し、HSPに気づいてからの年数を集計したところ、

  • 1年未満:3.3%
  • 1~3年:42.1%
  • 4~5年:16.7%
  • 6~10年:14.4%
  • 11年以上:23.4%

という結果になりました。

HSPという言葉が一般的になってきたのがここ数年であるのにもかかわらず、約3分の1の方がそれより前に自分の特性に気づいています。

過去から自分の特性に気づいていて、言葉が出てきたことで納得感や安心感が生まれたのかもしれません。

HSPアンケート回答者のHSPの種類

アンケート回答者のHSPの種類の割合をわかりやすくまとめた円グラフです。

今回ThirdTalkが独自に実施した、HSPの人向けの仕事に関するアンケートへの回答者が当てはまっているHSPの種類の割合は、以下の通りです。

  • 内向型HSP(HSP):54.9%
  • 外向型HSP(HSE):8%
  • 刺激追求型HSP(HSS型HSP):2.3%
  • 刺激追求・外向型HSP(HSS型HSE):5.6%
  • わからない:29.1%

HSPには種類がある!4つの種類を解説します

内向型HSP(HSP)は最も繊細な性質の持ち主

内向型HSPは、その名の通り、4種類あるHSPの中で最も繊細な性質の持ち主です。

5人に1人がHSPの気質を持っているといわれている中でも、最も多いのが内向型HSPです。

外向型HSP(HSE)は外向的な一面を持つ繊細さん

外向型HSPは、繊細ながらも外向的な一面を持っているタイプで、HSE(Highly Sensitive Extroversion)とも呼ばれます。

前述した内向型HSPと違って人との交流を好む傾向にありますが、その反面、その交流がきっかけのストレスを感じやすいとされています。

社交的ではあるものの繊細なため、人との距離感を大事にする必要があるタイプです。

刺激追求型HSP(HSS型HSP)は刺激を求めるが外向的ではない

刺激追求型HSPは、外部への刺激を求めるのですが、外交的ではないというタイプです。

新しいことへの好奇心・探求心や、チャレンジ精神が旺盛な特徴を持ちます。

しかし、受けた刺激に対してストレスを感じてしまう傾向にあるため、一人の時間を作って自分を休ませるなどの工夫が必要なのが特徴です。

刺激追求・外向型HSP(HSS型HSE)は最も活発な気質の持ち主

刺激追求・外向型HSPは、4種類あるHSPタイプの中でも最も活発に動きます。

外向的で、刺激を求める気質の持ち主です。

前述した他の3つのタイプと比べて落ち込みにくい傾向にありますが、一人の時間がないとストレスを抱え込んでしまう傾向にあるのが特徴です。

【アンケート結果】HSPの人がこれまで続いた仕事

HSPアンケートへの回答者203名のこれまで続いたことのある仕事を一覧形式で紹介しています。

  • 接客業(受付、販売など):23.6%
  • 事務(営業事務、データ入力、書類作成など):15.8%
  • 福祉(社会福祉士、保育士など):7.9%
  • 工場作業員:6.9%
  • IT・Web系:4.4%
  • 企画・営業職:3.9%
  • 医療従事者(医師、看護師など):3.4%
  • 専門職(動物系、調理系など):3.4%
  • 派遣:2.5%
  • 教育(教員、塾講師など):2.5%
  • 金融:2.5%
  • 在宅(アンケート回答など):2.0%
  • 運輸:2.0%
  • デリバリースタッフ:1.4%
  • 製造:1.4%
  • 公務員:0.9%
  • その他:7.9%
  • なし:7.4%

HSPの仕事に関するアンケート回答者が最も多く続いた仕事は、受付や販売などの接客業でした。

2番目に、イレギュラーな仕事が少ないとされる事務職が続いています。

また、「これまでに続いたことのある仕事がない」というHSPの人も一定数存在しています。

HSPの特徴に合わせた働き方が、比較的続きやすい傾向にあるようです。

【アンケート結果】HSPの人がこれまで続かなかった仕事

HSPアンケート回答者がこれまでに続かなかった仕事を割合でランキング化し、表示しています。

  • 企画・営業職:15%
  • 事務:9.2%
  • 接客業:8.7%
  • 販売員:8.7%
  • 医療従事者:5.8%
  • 工場作業員:5.3%
  • オペレーター:4.9%
  • 福祉:4.9%
  • 教育:3.4%
  • 製造業:3.4%
  • 専門職:2.9%
  • 派遣:2.4%
  • 管理職:1.9%
  • エンジニア:1.9%
  • 金融系:1.9%
  • イベントスタッフ:1.5%
  • 介護職:1.0%
  • 公務員:1.0%
  • 受付:1.0%
  • コンサル:0.5%
  • 経理:0.5%
  • その他:3.4%
  • なし:10.2%

HSPの仕事に関するアンケートに回答したHSPの人の中で、これまでに最も続かなかった仕事は、企画・営業職でした。

2番目に、事務職が続いています。

特に企画営業職は他人とのかかわりが多かったり、他人の感情に触れる機会が多いため、人間関係につかれてしまって続かないことが多いです。

HSPが苦手とする状況に直面しやすい職種が、HSPの人にとって続きにくい仕事になっています。

HSPに向いてる仕事

ここからは、HSPの特徴や特性を踏まえた「HSPに向いてる仕事」を紹介します。

HSPに向いてる仕事は、主に以下のタイプの仕事です。

  • 在宅でできる仕事
  • 他者とのかかわりが少ない仕事
  • ITやWeb系の技術職
  • 感性を活かしたクリエイティブな仕事
  • 人の心や身体をケアする仕事
  • 正確さが必要とされる仕事
  • 自然や動物に触れ合える仕事
  • イレギュラーが発生しにくい仕事

それぞれの職種に当てはまる、具体的な職業とともにご紹介します。

①:在宅でできる仕事

在宅でできる仕事は、HSPの人に向いてる仕事の一つです。

HSPの人は刺激に敏感な分、慣れた自宅での作業で成果を発揮しやすい傾向にあります。

また、自分のペースで仕事を進めることができるため、HSPの人にとっては疲れにくい働き方なのです。

そのため、クラウドソーシングサービスなどを活用し、在宅ワークに挑戦するHSPの人が年々増えてきています。

在宅でできる仕事の中でも、HSPの人におすすめの職種は以下の通りです。

  • Webライター
  • Webデザイナー
  • 動画編集者
  • 在宅事務員
  • 在宅秘書
  • プログラマー
  • ITエンジニア

在宅ワークに挑戦することを考えているHSPの人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

在宅ワークはHSPに向いている!メリットデメリットとおすすめの職種を解説します

ITエンジニア、30代女性:エンジニアの仕事はパソコンと向き合うことが多いので、人の感情などに触れる機会が少なく、それがやりやすさにつながっています。

Webライター、20代女性:在宅ワークのライティングは他人と関わることがないので安心して作業することができています。

②:他者とのかかわりが少ない仕事

他者とのかかわりが少ない仕事も、HSPの人が向いてる仕事の一つです。

仕事で人とのかかわりが多いと、HSPの人は疲れやすくなってしまいます。

HSPの人は丁寧な作業を黙々とできる人が多い傾向にあります。

そのため、他者とのかかわりを減らすことで、HSPの人は仕事に集中しやすくなるのです。

他者とのかかわりが少ない仕事の中でも、HSPの人におすすめの職種は以下の通りです。

  • 新聞配達員
  • 清掃員
  • 図書館司書
  • 警備員
  • ドライバー
  • 重機オペレーター
  • 家事代行
  • 倉庫作業
  • 学芸員

学芸員、40代女性:1人でする仕事も多く穏やかに働く事ができ、無理なく続けられました。

③:ITやWeb系の技術職

ITやWeb系の技術職も、HSPの人に向いてる仕事です。

細かい修正点が多くなりやすいITやWeb系の技術職では繊細なHSPの人の力が発揮できます。

そのため、HSPの人はITやWeb系の技術職との相性が良いのです。

ITやWeb系の技術職の需要は年々高まっているため、スキルを身につけて自分のペースを保ちつつ働きたいHSPの人にもおすすめの仕事です。

ITやWeb系の技術職の中でも、HSPの人におすすめの職種は以下の通りです。

  • UI/UXデザイナー
  • ITエンジニア
  • Webライター
  • Webデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • Webディレクター
  • Webマーケター
  • 動画編集者
  • Webオペレーター
  • ソフトウェア開発者
  • システムアナリスト
  • テスター
  • デバッガー

ITエンジニア、40代女性:ITは感情に左右されず、理詰めで考えていればいいので楽でした。

④:感性を活かしたクリエイティブな仕事

感性を活かしたクリエイティブな仕事も、HSPに向いてる仕事の一つです。

HSPの人は常にアンテナを張り、感受性が高い傾向にあります。

そのため、感受性を活かしたクリエイティブな仕事との相性が良いのです。

また、このタイプの仕事は一人で黙々とこなすことができる職種が多いため、趣味を活かした副業としても始めやすいのが特徴です。

感性を活かしたクリエイティブな仕事の中でも、HSPの人におすすめの職種は以下の通りです。

  • イラストレーター
  • カメラマン
  • ミュージシャン
  • ハンドメイド作家
  • 画家
  • 小説家
  • 絵本作家
  • ゲームクリエイター
  • コピーライター

⑤:人の心や身体をケアする仕事

人の心や身体をケアする仕事も、HSPに向いてる仕事の一つです。

HSPの人は、他者の気持ちを理解し、寄り添うことができる「共感力」が高い人が多いです。

そのため、相手に向き合い、相手の心や身体を癒す仕事は向いてるといえます。

「誰かの役に立ちたい」という気持ちが強いHSPの人にはおすすめの仕事です。

人の心や身体をケアする仕事の中でも、おすすめの職種は以下の通りです。

  • カウンセラー
  • 臨床心理士
  • 公認心理士
  • 鍼灸師
  • エステティシャン
  • マッサージ師
  • セラピスト
  • 介護士
  • 整体師
  • 看護師
  • 医師
  • コーチング
  • 養護教諭
  • 介護福祉士

看護師、30代女性:報連相は必須ですが、1名でラウンドする事が多かったので患者さんと密に関わる事が出来たからだと思います。

⑥:正確さが必要とされる仕事

正確さが必要とされる仕事も、HSPに向いてる仕事の一つです。

HSPの人は細かいところまで気を配ることができるため、正確さが求められる仕事に向いています。

正確さが必要とされる仕事では丁寧かつ細かい作業を積み重ねることが多いため、HSPの短所とされる「些細なことが気になってしまう」ことが逆に長所になるのです。

そのため、ルーティンワークが好きだったり、細かいことによく気が付いたりするHSPの人におすすめです。

正確さが必要とされる仕事の中でも、HSPの人におすすめの職種は以下の通りです。

  • 経営コンサルタント
  • 工場のライン作業員
  • 自動車整備士
  • 電子機器の製造業
  • デバイスや電子回路の製造業
  • バス、トラック、タクシーの運転手
  • 事務
  • 経理
  • DPSオペレーター
  • データ入力

個人法律事務所経理、20代女性:人数が少なくほぼ1人でマイペースに仕事ができ、周りに衝立があって自分の仕事に集中することができたため苦痛は感じにくいです。

事務、30代女性:毎日安定した人間関係で、仕事の内容も全く新しいことは滅多にないため、落ち着いて働けていると思います。

⑦:自然や動物に触れ合える仕事

自然や動物に触れ合える仕事も、HSPに向いてる仕事の一つです。

HSPの持つ共感力の高さは、動物や自然環境に対しても発揮されます。

動物の発する些細なサインや仕草に気づいたり、非言語的なコミュニケーションが取れるHSPの人は、自然や動物に触れ合う仕事に向いてるのです。

自然に囲まれた環境は音の刺激が少ないため、HSPの人にとっては働きやすい職場になります。

自然や動物に触れ合える仕事の中でも、HSPの人におすすめの職種は以下の通りです。

  • ペットトレーナー
  • ペットシッター
  • ペットショップ店員
  • 獣医
  • 動物看護士
  • トリマー
  • 造園士
  • フラワーコーディネーター
  • ガーデンデザイナー
  • 農業
  • 林業
  • 花屋
  • 植木職人
  • 植物園のスタッフ
  • 動物園のスタッフ
  • 水族館のスタッフ

トリマー、30代男性:ほとんど人とコミュニケーションをとらず、黙々と犬や猫と触れ合うことで苦痛を感じにくいから続いているんだと思います

⑧:イレギュラーが発生しにくい仕事

イレギュラーが発生しにくい仕事も、HSPに向いてる仕事の一つです。

HSPは特性上、イレギュラーが発生した際に大きなストレスを感じる傾向にあります。

逆に、イレギュラーが発生しにくく、丁寧な作業ができる職種において成果を発揮しやすいのです。

イレギュラーが発生しにくく、いつでも普段通りの仕事ができる環境は、HSPに向いてるといえるのです。

イレギュラーが発生しにくい仕事の中でも、HSPに向いてる職種は以下の通りです。

  • 受付
  • ビルメンテナンス
  • オペレーター

オペレーター、40代女性:1件1件がずるずると引きずらずに解決するのと、シフトで固定したメンバーでないため、人間関係が楽だったので続きました。

HSPに向いていない仕事

ここまで、HSPの人に向いてる仕事をタイプ別に解説してきました。

向いてる仕事があれば、向いてない仕事があるのも事実です。

HSPの人に向いていない仕事は、以下のようなタイプの仕事です。

  • スピード感を求められる仕事
  • 不特定多数の人間とのかかわりが多い仕事
  • 体育会系の社風の中での仕事
  • ノルマが厳しい仕事
  • 残業が多い・休みがとりにくい仕事
  • 臨機応変さが求められる仕事

ここからは、HSPの人に向いていない仕事をタイプ別に紹介していきます。

HSPの人はぜひ、仕事選びの参考にしてみてください。

①:スピード感を求められる仕事

スピード感を求められる仕事は、HSPに向いていない仕事です。

HSPの人は物事に対して深く、じっくり考えるため、意思決定が遅い傾向にあります。

また、スピード感を求められる仕事はマルチタスクであることが多いため、HSPの人はなかなか集中できない可能性があります。

これらの要素を踏まえ、スピード感を求められる仕事はHSPに向いていないと考えるべきでしょう。

スピード感を求められる仕事の例は以下の通りです。

  • チームやプロジェクトのリーダー
  • 飲食系の厨房スタッフ
  • ブライダルスタッフ

ITエンジニア、30代女性:プロジェクトリーダーになったことでお客様との要件すり合わせ等、コードと向き合うだけでなく、人と接する機会が増えてきたときにすごくストレスを感じました。結果、上司に自分は向いていないので人と接する仕事を減らしてもらうようにお願いしました。

②:不特定多数の人間とのかかわりが多い仕事

不特定多数の人間とのかかわりが多い仕事も、HSPの人には向いていません。

さまざまな刺激に敏感な気質を持つHSPの人にとって、他者との接点が多い仕事はストレスにつながります。

他者の言動に過度に反応してしまい、疲れてしまいやすいためです。

HSPの人は、他人とのかかわりが少ない職種の方が成果を出しやすい傾向にあります。

そのため、不特定多数の人間とのかかわりが多い仕事はできるだけ避けたほうが良いでしょう。

不特定多数の人間とのかかわりが多い仕事の例は以下の通りです。

  • 営業職
  • コールセンター
  • 窓口対応
  • 受付
  • 販売業

営業事務、40代女性:営業を兼ねた事務業務をしていたことがありましたが、飛び込み営業が苦手で身体を壊してしまい、すぐに退職しました。

③:体育会系の社風の中での仕事

体育会系の社風の中での仕事も、HSPの人は向いていないといえます。

このタイプの仕事は根性論や精神論が比較的多いため、HSPの繊細さに対する理解を得にくい可能性があります。

また、体力勝負の仕事が多いため、精神面と体力面の両方で疲れてしまいます。

これらの要素を考えると、体育会系の社風の中での仕事はHSPの人に向いていないのです。

体育会系の社風の中での仕事の例は以下の通りです。

  • 営業職
  • 現場作業員
  • 不動産仲介業

建築系営業、30代女性:あからさまなパワハラはないものの、回りくどい言い方をされた時に自分が繊細であるがゆえに言葉と表情から過度に真意を汲み取ってしまい精神的に参ってしまいました。

④:ノルマが厳しい仕事

ノルマが厳しい仕事も、HSPの人に向いていません。

このタイプの仕事は自分のペースで仕事をしにくいため、HSPの人は圧迫感に似たストレスを感じやすくなります。

また、常に成果を上げることを求められる環境のため、プレッシャーによるストレスも重なります。

共感力が高く、他者からの刺激に敏感なHSPの人にとってノルマが厳しい仕事はストレスを伴う仕事であるといえるでしょう。

ノルマが厳しい仕事の例は以下の通りです。

  • 営業職
  • 外資系企業
  • 保険会社
  • 不動産会社
  • 総合商社

保険営業、40代女性:毎日同じ所に飴などを配って保険の話を聞きに行くというのが、無視されることもあり、かなり苦痛でした。

⑤:残業が多い・休みがとりにくい仕事

残業が多く、休みがとりにくい仕事も、HSPの人には向いていません。

HSPの人にとって、一人の時間は非常に重要です。

しかし、残業が多かったり休みがとりにくかったりすると、自分の時間を作ることが難しくなります。

最初は平気でも、積み重なってしまうとストレスとなり、自分自身を苦しめることになります。

そのため、HSPの人は残業が多く休みがとりにくい仕事はできるだけ避けるべきなのです。

残業が多い・休みがとりにくい仕事の例は以下の通りです。

  • 建築・土木系の設計監理・施工管理・コンストラクションマネジメント
  • インフラコンサルタント
  • 人材サービスの営業
  • 組み込みエンジニア
  • 回路設計

保険営業、20代女性:人間関係も最悪、サービス残業は毎日、持ち帰りの仕事を家でも行い休日は休んだ気がしませんでした。その上給料も低く、続けたい理由はありませんでした。

⑥:臨機応変さが求められる仕事

臨機応変さが求められる仕事も、HSPの人にはあまり向いていません。

HSPの人は正確性が高く、スケジュールにのっとったタスクの進行に強い傾向にあります。

そのため、臨機応変さが求められる仕事にはあまり向いていないのです。

特にお客さんの都合に左右されやすい仕事は自分のペースでスケジュールをこなせないため、HSPの人にとっては苦痛になりやすいです。

なので、HSPの人は、イレギュラーへの対応など、臨機応変さが求められる仕事はできるだけ避けた方が良いでしょう。
コンサルタント、30代女性:イレギュラーな事が起こったり、新しいタスクをこれからしないと時、ストレスと緊張でイライラモヤモヤしていまいます。

HSPの人に向いてる仕事の探し方

HSPの人向けの仕事の探し方は、主に3つのステップに分けられます。

  • ①:自己分析を進め、自分の苦手なことや環境を整える
  • ②:自分の中での仕事に求める条件をまとめる
  • ③:まとめた希望条件を軸に仕事を探す

ここからは、HSPの人が向いてる仕事を探すための3つのステップをそれぞれ解説していきます。

①:自己分析を進め、自分の苦手なことや環境を考える

まずは、「自分がどんな特徴を持った人間なのか」を知るために、自己分析をしましょう。

今の仕事をやめたい理由や過去の仕事での経験、苦手に感じることや苦痛を感じる環境などを考えることで、自分の中で仕事に求めている条件が出てきます。

自己分析を通じて自分自身を理解することは、この先の就職・転職活動にも役立ちます。

特にHSPの人は、自分が何に対してストレスを感じるのかを明確に把握しておくことが重要なのです。

②:自分の中での仕事に求める条件をまとめる

次に、自己分析の結果を踏まえ、自分の中での仕事に求める条件をまとめましょう。

このステップでは、自己分析で出てきた条件をさらに深掘りすることが必要になります。

自分が何に興味を持っているのか、という点から考えを広げていきましょう。

自己分析の結果をもとに条件を深掘りしていき、まとめるのを繰り返すことで、理想の全体像をイメージすることができるようになります。

③:まとめた希望条件を軸に仕事を探す

最後に、1つ前のステップでまとめた希望条件を軸に仕事を探します。

しかし、希望条件がいくつもあると、求人が見つからないことも考えられます。

多くの人がこの段階で自分が求める条件の中でも「譲れる条件」と「譲れない条件」があるため、その場合は譲れない条件から優先順位をつけ、仕事を探していくことをおすすめします。

希望条件を徐々に当てはめていくことで、自分の理想の職場の求人に巡り合える可能性は高まります。

HSPが向いてる仕事を選ぶうえで意識するべきポイント

仕事を選ぶうえで意識するべきポイントは、HSPの気質を持っていない人より持っている人の方が多くなります。

HSPの人が仕事を選ぶうえで意識するべきポイントは、主に6つです。

  • HSPならではの強みを活かす
  • 自分の興味に合った仕事を選ぶ
  • 職場環境や人間関係を重視する
  • 弱みを克服しようとせず、強みを活かす
  • 遠慮せずに周囲の人の協力を得る
  • 自分を客観的に分析する

一つずつ解説していきましょう。

①:HSPならではの強みを活かす

HSPならではの強みを活かすことは、HSPの人が向いてる仕事を探すにあたって重要なポイントです。

共感力が高かったり、他者の気持ちを読み取りやすかったりすることは、HSPならではの強みであるといえます。

これらの強みを活かせる仕事をすることで、ストレスも少なく、やりがいを感じることができるでしょう。

HSPの人が自分に向いてる仕事を探すなら、HSPならではの強みを活かすことを念頭に置いておくことをおすすめします。

②:自分の興味に合った仕事を選ぶ

自分の興味に合った仕事を選ぶことも、HSPの人が向いてる仕事を探すために必要なポイントです。

興味があるのとないのとでは、仕事に対するモチベーションが大きく変わります。

特にHSPの気質を持つ方は、その傾向が顕著に現れます。

自分が本当に興味のある仕事であれば、HSPの人は自ら勉強し、スキルを身につけに行く傾向があります。

HSPの人が会社にとって欠かせない存在になるためには、自分の興味があることが大前提なのです。

③:職場環境や人間関係を重視する

職場環境や人間関係を重視することも、HSPの人が向いてる仕事を探すうえで重要なポイントです。

繊細なHSPの人にとって、仕事内容以外で自分を取り巻く要素も、仕事の向き不向きにつながります。

例えば、社員の間でのプライベートの交流が多い社風が合わないと感じるHSPの人は多いかと思います。

このように、社風や会社の雰囲気、人間関係などはHSPの人にとって重要な判断要素となります。

検討している仕事への向き不向きを考えるのであれば、このような点も意識するようにしましょう。

④:弱みを克服しようとせず、強みを活かす

弱みを克服しようとせず、強みを活かすことも、HSPの人が向いてる仕事を探すうえで重要なポイントです。

人は何かと弱みを気にしてしまい、それを克服することで社会で活動しようとします。

しかし、弱みを無理に克服する必要はないのです。

自分の強みを理解し、それをちゃんと活かすことができれば、弱みを克服するよりも効率的に社会で活躍できるようになります。

仕事を探すうえで自己分析をし、そこで出た強みをどんどん伸ばしていくことも、立派な生き方です。

⑤:遠慮せずに周囲の人の協力を得る

遠慮せずに周囲の人の協力を得ることも、HSPの人が向いてる仕事を探すうえで重要です。

仕事探しは、一人ではなかなか負担が大きいものです。

また、自分が考えている自分自身と、周囲の人から見た自分自身は違うことが多いです。

そのため、遠慮せずに周囲の人の協力を得て、客観的に見た自分を知るようにしましょう。

HSPの人は他人優先になりがちなため、どうしても遠慮してしまう傾向にあります。

しかし、配慮は必要ですが、遠慮は必要ありません。

自分に合った仕事を探すためにも、相手への配慮をしたうえで、遠慮なく周囲を頼ってみてください。

⑥:自分を客観的に分析する

自分を客観的に分析することも、HSPの人が向いてる仕事を探すうえで重要なポイントです。

客観的に見た自分は、自分自身よりも周囲の人の方がよくわかるものです。

そのため、前述した通り、まずは周囲を頼って客観的な自分について教えてもらいましょう。

客観的な自分を知ることができたら、次はその分析です。

周囲から見た自分がどういう特徴を持つ人間なのかを具体的に分析することで、自分に向いてる仕事が見えてくるでしょう。

HSPの人が無理なく仕事を続けるコツ

刺激に敏感で疲れやすいHSPの人にとって、無理なく仕事を続けるためにはコツが必要です。

このコツを頭に入れておくことで、仕事は続けやすくなるでしょう。

HSPの人が無理なく仕事を続けるコツは、以下の通りです。

  • 自分のことを責め過ぎない
  • こまめなストレス解消を心がける
  • 一人で抱え込まないようにする
  • 自分が働きやすい環境を整える
  • 職場にいる苦手な人とは距離を置くようにする
  • うつ病などの精神疾患に気を付ける
  • 心療内科や精神科の受診にハードルを感じ過ぎない

①:自分のことを責め過ぎない

HSPの人が無理なく仕事を続けるためには、まず自分のことを責め過ぎないことが重要です。

HSPの人は自責思考が強いため、些細なミスに対しても深く考えすぎてしまいます。

「相手に迷惑をかけてしまった」「自分のせいでミスしてしまった」などと考え込んでしまうことで疲れやストレスが溜まり、仕事が続かなくなります。

そのため、自分のことを責め過ぎないのがコツです。

必要以上にハードルを上げず、失敗よりも成功に目を向けるようにしましょう。

そうすることで、HSPの人は無理なく仕事を続けることができるようになるかもしれません。

②:こまめなストレス解消を心がける

HSPの人が無理なく仕事を続けるためには、こまめなストレス解消が重要です。

プライベートと仕事の切り替えをうまくできないHSPの人にとって、意識的にオンオフを切り替えることは重要です。

特にHSPの人は、仕事の問題やミスを引きずりやすいです。

仕事で得たネガティブな感情をプライベートに持ち込み、それが蓄積することでストレスとなり、いずれ爆発してしまうのです。

そのため、仕事をしているとき以外は仕事に関してなるべく考えず、リフレッシュの方法や趣味を見つけるようにしましょう。

③:一人で抱え込まないようにする

一人で抱え込まないようにすることも、HSPの人が無理なく仕事を続けるために重要なポイントです。

仕事の悩みは、自分だけで抱え込むより、誰かに共有したほうが軽くなります。

しかし、HSPの人は「周囲に迷惑をかけたくない」と考える傾向にあります。

「周りに相談するような話じゃない」と考えてしまい、気付けばメンタルが落ち込んでいることも少なくありません。

メンタルは、落ち込む前に対処することが重要です。

そのため、自分のパーソナリティを理解してくれる身近な人に、遠慮なく相談するようにしましょう。

一人で抱え込まないことは、HSPの人が無理なく仕事を進めるための必要条件なのです。

④:自分が働きやすい環境を整える

自分が働きやすい環境を整えることも、HSPの人が無理なく仕事を続けるためのポイントです。

働きやすさは、HSPの人にとって非常に重要な要素となります。

例えば部署が合わないのであれば異動願を出したり、周囲の音が気になるのであれば耳栓を使用したりしましょう。

もちろん、上司や同僚の理解がないと整えられない部分もあるかと思います。

できるだけ周囲に事情を話し、自分の性格について理解してもらうことで、HSPの人にとって働きやすい職場を作ることができるようになります。

また、職場環境そのものが苦痛な場合は、迷わずに転職を考えるようにしてみてください。

HSPの人にとって天職になりやすい仕事もあるため、そちらも参考にしてみると良いでしょう。

HSPの特徴を活かせる天職とは?繊細さんに向いてる仕事の選び方を解説します

⑤:職場にいる苦手な人とは距離を置くようにする

苦手な人とは距離を置くようにすることも、HSPの人が無理なく仕事を続けるために必要な要素です。

苦手な人とわざわざかかわり、無理に疲れる必要はありません。

世界中のすべての人から好かれることは現実的とは言えません。

そのため、無理に好かれようとせず、苦手な人とは距離を置いたうえで接することをおすすめします。

その代わり、自然体でリラックスして関われる人とのつながりを大事にしていくようにしましょう。

職場の人間関係がうまくいかない方へ|対人状況別に対処法を解説します

⑥:うつ病などの精神疾患に気を付ける

うつ病などの精神疾患に気を付けることも、HSPの人が無理なく仕事を続けるためには重要です。

HSPの性質を持っている人は、他の人と比べてストレスを感じやすい傾向にあります。(参考:新宿ストレスクリニック

そのため、うつ病などの精神疾患になるリスクが高いのです。

気分が落ち込む日が続いたり、食欲がなかったりすることは、メンタルが不調になっているサインです。

仕事でのミスが増えたり、イライラしたり、集中力が欠けたりする場面があるときは、迷わず周囲を頼るようにしましょう。

⑦:心療内科や精神科の受診にハードルを感じ過ぎない

無理なく仕事を続けたいHSPの人は、心療内科や精神科の受診にハードルを感じ過ぎないようにしましょう。

心療内科や精神科は、一般的にはハードルが高いと感じられがちです。

しかし、ケアするジャンルがメンタルである、というだけで、他の診療科と変わりません。

そのため、つらいのであれば迷わずに心療内科や精神科に行ってみてください。

心療内科や精神科には、メンタルの知識を持つ、心強い医師やカウンセラーがいます。

自分の周りの人を頼ることと同じように、プロの力を借りることも考えてみましょう。

一人で行くことが難しいのであれば、身近な人に付き添ってもらうことをおすすめします。

1度行ってしまったら引き返せない、ということはありません。

むしろ新しい生活への第一歩となるのが、心療内科や精神科です。

心療内科や精神科にハードルを感じ過ぎないことは、HSPの人が無理なく仕事を続けるために非常に重要なポイントなのです。

【自立支援医療】精神疾患のお金の不安を解消する制度と利用条件を解説します

HSPの人が仕事の悩みを解消する方法

ここからは、HSPの人が仕事の悩みを解消する方法を解説していきます。

HSPの人が仕事の悩みを解消する方法は、以下の通りです。

  • 生活に対話を取り入れる
  • HSP同士のコミュニティに参加する
  • カウンセリングを受ける
  • HSPに関する本を読む
  • 本音を吐き出せるような場所を作る
  • 失敗を引きずらないためのトレーニングをする
  • ジャーナリングを取り入れる

アンケートでは「悩みに近い記事を読む」が大多数

HSPアンケート回答者の悩みの解消法を円グラフでわかりやすく表示しています。

  • SNSで同じような悩みを持つ人を探す:13.4%
  • インターネットで調べて、悩みに近い記事を読む:31.9%
  • 身近な誰かに悩みを話す:18.2%
  • 心療内科や精神科、カウンセラーなどを受診する:12%
  • 今のところ解消できていない:21.4%
  • その他:3.1%

今回実施したアンケートでは、「インターネットで調べて、悩みに近い記事を読む」という方法で悩みを解消しているHSPの人が多いという結果になりました。

他人と関わる必要がないため疲れにくく、なおかつ自分だけで悩みを解決する手段として、インターネット上の記事を選択する人が多いのかもしれませんね。

また、「今のところ解消できていない」と回答したHSPの人も一定数おり、HSPの人にとっての悩みの解消が簡単な問題ではないことがうかがえます。

HSPの悩み解消法①:生活に対話を取り入れる

生活に対話を取り入れることは、HSPの人が仕事の悩みを解消するのにおすすめの方法です。

対話は、相手と向き合うことで自分を客観的に見ることができる手段です。

そのため、普段の生活から対話を意識的に取り入れることで、「自分が何を考えているのか」を知ることができるようになります。

生活に対話を取り入れることで、仕事に対してどんな悩みを抱えているのかを考えるきっかけになるでしょう。

そのきっかけを基に、悩みを解消することができるようになるのです。

対話と会話の違いとは?対話でコミュニケーションを取る方法を解説

HSPの悩み解消法②:HSP同士のコミュニティに参加する

HSP同士のコミュニティに参加することも、HSPの人が仕事の悩みを解消する方法のひとつです。

近年、HSPという言葉の普及に伴い、多くのHSP同士のコミュニティが誕生しています。

さまざまな種類のコミュニティが運営されているため、自分に合ったコミュニティを探すことで、悩みを解消することができるでしょう。

コミュニティに参加をするということは、「居場所を作る」ことにつながります。

コミュニティの雰囲気が自分に合えば、居心地の良い居場所を新たに作ることができるのです。

HSPの悩み解消法③:カウンセリングを受ける

カウンセリングを受けることも、HSPの人が悩みを解消する方法の一つです。

具体的には心療内科や心理カウンセラーを受診することが挙げられます。

また、最近では「HSP外来」というジャンルを設けている病院もあります。

HSPは病気ではありませんが、その繊細な気質を理解し、カウンセリングをしてもらうことができるのです。

悩みがどうしても解消できない場合は、無理せず専門家の手を借りることも一つの手なのです。

HSPの悩み解消法④:HSPに関する本を読む

HSPに関する本を読むことも、HSPの人が悩みを解消する方法の一つです。

「読書は心の栄養」というように、読書には行為そのものに意味があります。

そこで、HSPに関する本を読み、HSPについて詳しくなるのです。

HSPについて詳しく知ることは、HSPである自分がどんな特徴を持っているのかを客観的に知ることができるようになります。

仕事の合間でも休日でも、読書は時と場所を選びません。

悩みが募ってしんどい時は、HSPに関する本を読んでみてください。

HSPの悩み解消法⑤:本音を吐き出せるような場所を作る

本音を吐き出せるような場所を作ることも、HSPの人が悩みを解消する方法です。

人によって、よりどころとなる人や場所は違います。

地域のコミュニティや家族、恋人、友達など、「ここでなら本音を吐き出せる」というような場所を作りましょう。

本音を吐き出せる場所があるだけで、悩みを抱え続ける必要がなくなります。

悩みを抱え続けないことで、HSPの人の心はぐっと軽くなるでしょう。

HSPの悩み解消法⑥:失敗を引きずらないためのトレーニングをする

失敗を引きずらないためのトレーニングをすることも、HSPの人が悩みを解消する方法の一つです。

具体的な失敗を引きずらないためのトレーニングは、「ポジティブ思考」です。

失敗の大半は、そこまで深刻なものではない可能性が高いものです。

大事なのは、失敗をした後にどうするか、ということです。

失敗後のフォローによっては、失敗と考える必要がないかもしれません。

失敗が怖いHSPの人は、ポジティブ思考で失敗を引きずらないためのトレーニングをすることがおすすめです。

HSPの悩み解消法⑦:ジャーナリングを取り入れる

ジャーナリングを取り入れることも、HSPの人が悩みを解消する方法の一つです。

ジャーナリングとは、自分自身の現状に意識を向けることで「マインドフルな状態」を創り出すことを目的とした思考整理方法です。

「書く瞑想」とも呼ばれており、ジャーナリングを取り入れることで自分の状態を客観視することができ、心を整えることができるようになります。

ジャーナリングのやり方は以下の通りです。

  • ①:ノートとペンを用意する
  • ②:ジャーナリングの時間を決める(5~20分)
  • ③:雑念や愚痴を含む、思いつくままを書く
  • ④:あるいは、テーマを設けて自分の行動を振り返る
  • ⑤:ジャーナリング後は見返し分析する(記入後捨てるのもOK)

紙とペンがあればすぐに実践できる方法なので、やったことがないHSPの人はぜひ一度試してみてください。

HSPの人の仕事あるある

ここからは、HSPの人の仕事あるあるを解説します。

HSPの人が仕事で感じがちなあるあるは以下の通りです。

  • 一人反省会を頻繁に開催する
  • ミスを引きずってしまう
  • 同期と比べてしまって落ち込む
  • 報連相が苦手
  • 上司の機嫌の悪さは自分のせいだと思い込みがち
  • 空気を読みすぎてしまって会議で発言できない
  • 周囲の音が気になって仕事に集中できない
  • 行きたくない飲み会を断れない
  • 休日は基本的に寝て過ごす
  • プレゼンがある日は緊張しっぱなし
  • お昼は一人で食べたい

一つずつ詳しく解説していきます。

HSPあるある|会話・恋愛・仕事・人間関係など、状況別に解説します

①:一人反省会を頻繁に開催する

HSPの人は、仕事後や飲み会後などに一人反省会を開催しがちです。

「あの時の発言は良くなかった」「この場面ではこうすればよかった」などといった、一人反省会で悩むHSPの人は少なくありません。

主にネガティブな反省になるため、ストレスが溜まりがちな要因です。

一人反省会はなかなか直るものではありませんが、代替案を探すことはできます。

ジャーナリングなどの手法をうまく活用し、一人反省会の開催頻度を徐々に減らしていけるようにしましょう。

一人反省会をやめたいHSPさんへ|つらい原因と改善方法を解説します

②:ミスを引きずってしまう

ミスを引きずってしまうことも、仕事面でのHSPあるあるです。

HSPの人は過去にあった事柄を引きずる傾向にあります。

ミスを引きずってしまうことは仕方ありません。

だからこそ、ストレス発散やリラックスのための方法をこまめに取り入れるようにしましょう。

溜まりやすいストレスは、こまめに発散することが重要なのです。

③:同期と比べてしまって落ち込む

同期と比べてしまって落ち込むのも、仕事におけるHSPあるあるです。

HSPの人は、自分と他人を比べがちな傾向にあります。

それに加え、HSPの人は結果を出せるようになるまで時間がかかる人が多いです。

そのため、HSPの人はどんどん成長していく同期と中々芽が出ない自分を比べてしまい、ネガティブな感情を抱きやすくなります。

しかし、コツコツ続けられることや、きっかけを掴んだら強いのがHSPの特徴です。

自分の強みを知り、同期のことはあまり気にせず、仕事ができると良いでしょう。

④:報連相が苦手

報連相が苦手なのも、HSPの人の特徴です。

報告・連絡・相談の3つの総称を呼ぶ「報連相」は、社会人にとってできて当たり前とされるものです。

しかし、HSPの人はこの報連相が苦手な傾向にあります。

ぎりぎりまで報告をせずに済ませてしまい、いざ必要となった時に周囲に迷惑をかけることも少なくありません。

HSPの人は他の人と比べて常に報連相を意識して動かないといけないため、疲れてしまいやすいのです。

⑤:上司の機嫌の悪さは自分のせいだと思い込みがち

上司の機嫌の悪さが自分のせいだと思い込みがちなのも、HSPの人ならではの仕事あるあるです。

機嫌の悪い上司を見かけると、「自分が何かやってしまったのかもしれない」と不安になってしまう人が、HSPの人には多いです。

他人の感情に敏感なのは、HSPであれば仕方ないことであると捉えましょう。

もし上司の機嫌が悪かったとしても、少し時間を置いてみてください。

放っておけば自分が原因ではないということに気付き、気にならなくなっていることがあるかもしれません。

⑥:空気を読みすぎてしまって会議で発言できない

空気を読みすぎてしまって会議で発言できないことも、HSPの仕事あるあるです。

このあるあるは、HSPの特性である「深く考えられる」という点に起因しています。

HSPの人は会議などで「この発言はいまするべきなのだろうか」などと周囲を気にしてしまった結果、何も発言できずに終わるということもしばしば。

気を遣うあまり、当たり障りのないことしか話せなくなるのもHSPのあるあるです。

⑦:周囲の音が気になって仕事に集中できない

周囲の音が気になって仕事に集中できないことも、HSPの仕事あるあるです。

職場は会話や物音など、さまざまな音であふれている場所です。

その音が気になってしまい、どうしても集中できないHSPの人は少なくありません。

音に敏感なHSPの人はリモートワークができる職場や、できるだけ音が気にならない職場環境を整えることが重要です。

⇒在宅ワークはHSPに向いてる?メリットデメリット・おすすめの職種を解説します

⑧:行きたくない飲み会を断れない

行きたくない飲み会を断れないことも、HSPの人が感じる仕事あるあるです。

仕事をする上で、行きたくない飲み会はあるでしょう。

HSPの人は他人を気遣うあまり、そのような飲み会を断れず、疲れが蓄積してしまいます。

行きたくない飲み会に参加することで疲れてしまうとなると、コスパは最悪です。

飲み会がどうしてもしんどい時は、あらかじめ断る理由を考えておくことをおすすめします。

HSPの人は飲み会で疲れやすい?理由と楽しむ秘訣を解説します

⑨:休日は基本的に寝て過ごす

休日は基本的に寝て過ごすのも、仕事におけるHSPあるあるです。

HSPの人は、知らず知らずのうちに頑張ってしまう傾向にあります。

そのため、一息付ける休日になると、どっと疲れを感じやすいのです。

そのため、休日は基本的に過ごすHSPの人が多いです。

仮に外出をするとしても、自分のキャパを考え、バランスを考えたスケジュールを組むようにしましょう。

⑩:プレゼンがある日は緊張しっぱなし

プレゼンがある日はずっと緊張してしまうことも、HSPの仕事あるあるです。

HSPの人にとって、人前での発表は苦手な場合が多いです。

しかし準備はしっかりするので、徹夜でプレゼン当日を迎えることも少なくありません。

やっとの思いで乗り切った後は、疲労をどっと感じます。

プレゼンの前後は疲れやすいのも、HSPの人の仕事あるあるなのです。

⑪:お昼は一人で食べたい

お昼は一人で食べたいのも、HSPの人が共感できる仕事あるあるではないでしょうか。

HSPの人は、一人の時間がないと疲れてしまいます。

しかし、誰かにランチに誘われてしまうと断れないのもHSPの特徴です。

そのため、飲み会同様、お昼の時用に言い訳を考えておくのも一つの手かもしれません。

HSPは「感受性が強く、敏感な気質」の持ち主のこと

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、感受性が強く、敏感な気質の持ち主のことをいいます。

現在人口の2割程度の方がHSPの気質を持っているといわれています。

しかし、その他8割の人にはHSPの特徴が当てはまらないため、なかなかHSPへの理解を得られないのが現状です。

仕事や生活面でなかなか理解を得られないため、生きづらさを感じる人も少なくありません。

HSPに共通する4つの特性「DOES」

HSPには、共通する特性である「DOES」というものがあります。

  • Depth of Processing|考え方が複雑で、思考の度合いが深い
  • Overstimulation|刺激に敏感で疲れやすい
  • Empathy and emotional responsiveness|他者の気持ちに振り回されやすく、共感力が高い
  • Sensitivity to subtleties|あらゆる感覚が鋭い

DOESはアメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士によって提唱されたものです。

アンケート回答者の「DOES」認識の割合

HSPアンケート回答者の「DOES」に当てはまる割合を円グラフでわかりやすく解説しています

アンケートでは、回答者のHSPの人は以下の割合で自分の特性を認識しています。

  • 【D】考え方が複雑で、深く考えやすい:20%
  • 【O】刺激に敏感になり、疲れやすい:34.4%
  • 【E】人の気持ちに振り回されやすい:29.3%
  • 【S】あらゆる感性が鋭い:16.3%

アンケート回答者の中では、刺激に敏感になり、疲れやすいと感じている方が特に多いという結果になりました。

ここからは、それぞれの特性がどんな意味なのかを解説していきます。

考え方が複雑で、思考の度合いが深い(Depth of Processing)

考え方が複雑で、思考の度合いが深い(Depth of Processing)特性は、DOESの「D」の部分です。

人が醸し出す雰囲気や空気などを読み取る力に長けているため、疲れやすいのが特徴的です。

この特性には、以下のようなケースが当てはまります。

  • 1つ聞いたら10を考えられる
  • お世辞や社交辞令などの上辺の言葉を見抜く
  • 場の空気を深く読み取ることができる
  • 興味のあることはとことん突き詰められる
  • 行動を起こすまでに時間がかかる

刺激に敏感で疲れやすい(Overstimulation)

刺激に敏感で疲れやすい(Overstimulation)という特性は、DOESの「O」の部分に該当します。

  • 人混み
  • 物音
  • 食べ物の味やにおい
  • 気候の変化

などの刺激に特に敏感になります。

HSPの人は目に見える変化はもちろんのこと、目に見えない変化も機敏に察知します。

中には他人の発するエネルギーの変化などを見抜けるHSPの人も存在します。

この特性には、以下のようなケースが当てはまります。

  • 五感で受ける刺激に過剰に反応する
  • 周囲の些細な言動に気づ尽きやすい
  • コミュニケーションで疲れやすい
  • 芸術作品に感動して泣く

他者の気持ちに振り回されやすく、共感力が高い(Empathy and emotional responsiveness)

他者の気持ちに振り回されやすく、共感力が高い(Empathy and emotional responsiveness)特性は、DOESの「E」に該当します。

HSPの人は他人の感情を読み取ることに長けています。

そのため、他人の感情に自分を重ね合わせ、共感をしやすいのです。

共感の対象は周囲の人だけではなく、ドラマや小説、映画なども同様です。

共感しやすいがゆえに疲れやすいのも、HSPの特徴の一つです。

この特性には、以下のようなケースが当てはまります。

  • 映画、小説、ドラマなどに感情移入しやすい
  • 傷ついている人と同じような感情を抱きやすい
  • 周囲の感情を読み取り、場の空気に自分を合わせることができる
  • 動物やまだ話せない幼児の気持ちを察することができる

あらゆる感覚が鋭い(Sensitivity to subtleties)

あらゆる感覚が鋭い(Sensitivity to subtleties)という特性は、DOESの「S」に当てはまります。

HSPは五感を通じて受け取る刺激に敏感です。

言い換えれば、些細な刺激でも気にしてしまいやすい傾向にあります。

あらゆる感覚が鋭いことが良い方向に働くこともあれば、その逆もあり得るのです。

この特性には、以下のようなケースが当てはまります。

  • 日光などの強い光が苦手
  • 第六感が良く当たる
  • 時計の音が気になる
  • 周囲の人の匂いが気になり、気分が悪くなる

HSPの気質を持つ人の特徴

ここまで、HSPそのものの特性である「DOES」について解説してきました。

HSPには、敏感な気質を持つ人に共通する特徴もあります。

HSPの気質を持つ人の特徴は、主に3つです。

  • 心の境界線が薄い、もろい
  • 疲れやすい
  • 自己否定の念が強い

ここからは、HSPの気質を持つ人の特徴を一つずつ解説していきます。

①:心の境界線が薄い、もろい

心の境界線が薄い・もろいことは、HSPの気質を持つ人の特徴の一つです。

HSPの人は自分が自分であるために引いておく心の境界線が薄く、他者からの影響を受けやすい傾向にあります。

他者の感情に共感し、影響されることで、本音を見失うこともあるのです。

結果として自分を見失うことにつながり、生きづらさを感じる人は少なくありません。

②:疲れやすい

疲れやすいことも、HSPの気質を持つ人の特徴の一つです。

周囲のネガティブな感情に影響されて疲れることもあるのに対し、楽しいことであっても気を遣ってしまい、疲れることがあります。

ポジティブな状況でもネガティブな状況でも疲れやすいため、「生きづらさ」を感じるHSPの人も多くいるのが現状です。

③:自己否定の念が強い

自己否定の念が強いことも、HSPの気質を持つ人の特徴の一つです。

HSPの人は他者を責めることが少なく、自分よりも相手を優先する傾向があります。

そのため、些細なことであっても「自分が悪い」と感じてしまい、人との距離を無意識に保つようになるのです。

自己否定の念が強いことが原因で、人とのかかわりに苦手意識を持つHSPの人は少なくありません。

あなたはHSP?HSPのセルフチェックをしてみよう

ここまで、HSPの主な特徴や特性について解説してきました。

もし「自分もHSPかもしれない」と感じたのであれば、HSPのセルフチェックをしてみましょう。

以下の項目の中で該当する項目が20個以上ある場合は、HSPの可能性が高いです。

また、当てはまる項目の数が多ければ多いほど、HSPの度合いが強くなります。

  • 周囲の微妙な変化にすぐ気づき、空気を敏感に読む
  • 相手がどういう気分なのか、気になってしかたがない
  • 他人にどう思われているか、とても気になる
  • 人と話しているとき、つい言葉の裏を考えてしまう
  • 人見知りで、初めて知り合った人となかなか慣れない
  • ひとりでいるのが苦手で、誰か頼れる人がいてほしい
  • 体を触られるのが苦手
  • 人前で仕事をするのは集中できないので苦手
  • お腹がすくと集中できなくなる
  • 間違いを指摘されると傷つき、なかなか立ち直れない
  • 約束をすると、とても気になって落ち着かない
  • カフェインに敏感で、お茶やコーヒーを飲むと眠れない
  • においや味などの好みが強く、苦手な食べ物も多い
  • 忘れ物やミスがないか、何度もチェックするほうだ
  • 他人に対して、とても良心的だと思う
  • ちょっとしたことにも、すごくびっくりする
  • 大きな音がとても苦手
  • 明るい光や交通音、時計の針の音が気になって眠れないことが多い
  • 動揺してしまうような状況をなるべく避けている
  • 想像力が豊かで、空想にふけることが多いと思う
  • 美術や音楽が大好きで、人より感動するほうだ
  • 勘がいいほうだ
  • 痛みに敏感
  • 暴力的、残酷なシーンのある映画やテレビは見ない
  • 短い時間に多くのことを同時にするのは苦手
  • 生活に変化があると混乱し、落ち着くまで時間がかかる
  • 人前で話すのが苦手でプレゼンテーションなどで緊張する
  • 肩こりや頭痛をよく感じる
  • ストレスで胃が痛くなることがある
  • 子どものころに、親や教師から「内気」「神経質」といわれていた

    (引用:保坂隆著「敏感すぎる自分の処方箋」)

HSPの提唱者によるセルフチェックも試してみよう

さらに詳しいチェックをしたい方は、HSPを提唱したエレイン・N・アーロン博士のHSPセルフテストも試してみましょう。

より詳しい質問項目で、自分がHSPの気質を持っているかどうかの参考にすることができます。

(こちらのセルフテストはHSPの提唱者であるエレイン・N・アーロン博士の代理人による許可を得て掲載しています。)

まとめ|HSPの人は適職に出会えば強い

ここまで、HSPの人に向いている仕事や向いていない仕事、適職の仕方を、アンケートを基にした実例を混ぜて解説してきました。

HSPの人は繊細であるがゆえに、働きにくいと感じる仕事は少なくありません。

しかし、その特性を逆手に取ることで、適職を知ることもできます。

適職を知り、選ぶことができれば、HSPの人は人一倍の結果を出せる可能性を秘めているのです。

「自分はHSPだから仕事が続かないんだ」と考えている方は、まだ自分にとっての適職に巡り合っていないだけかもしれません。

時には休みながらも、繊細な自分にとっての適職を探すことで、より良い生活を送りましょう。

繊細さに悩むあなたが、この記事をきっかけに向いている仕事に出会えることを願っています。

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