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(最終更新:2022年08月29日)
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HSPの人は営業に向いていない?営業で疲れる・辛い人のための対処法を紹介

営業職に就いたけど、「ノルマがきつい」「プレッシャーを感じる」「緊張してうまく話せないない」。人と密接に関わる営業職だからこそ、さまざまなお悩みをお持ちの方がいらっしゃるでしょう。実はその悩み、HSPが関係しているかもしれません。 相手の表情や感情、音や光まで周囲の人よりも敏感に反応しやすいHSP。高いコミュニケーション能力が求められたり、ノルマでプレッシャーを感じやすかったりする営業職では疲れが溜まりやすいです。 今回はHSPの特徴をお持ちの方に向けて、「HSPは営業に向いているのか・向いていないのか」や、「HSPで営業を楽しいと思う方法や対処法」をご紹介します。この記事を読んでいただければ、HSPの人に合う職業まで理解できます。

HSPの人は営業に向いている?

HSPの人は、基本的に営業に向いていません。

営業では、些細な人の表情の変化に敏感に気づけたり、ノルマによって周りからのプレッシャーを感じやすかったりするHSPの個性がやりにくさを生み出しているからです。

例えば、営業をしている最中にふと相手の表情が曇り出した途端、「何か気に障ることを言ってしまったか」「私の話がつまらないのか」など不安になることはありませんか。

不安になると、営業への自信をたちまち失ってしまうのもHSPの特徴です。

周りは生き生きと仕事をして優秀な営業成績を収めているにも関わらず、自分は「こんな些細なことで落ち込んでいる……」と自分を責めてしまってはいないでしょうか。

しかし、HSPのあなたは仕事ができないわけではありません。

そして、社会に不適合なわけでもありません。

どうか自分の個性を大切にして、自分を責めないでくださいね。

HSPの人が営業に向いていないと言われる理由とは?

ここからは、HSPの人が営業に向いていないと言われる理由を解説します。

HSPと言ってもさまざまな気質があるため一概には言えません。

しかし、今回ご紹介する

  • 「緊張してしまいやすい」
  • 「人がいると自分の評価を気にしてしまう」
  • 「常に深い話をしたい」

などの気質は大きく営業への向き・不向きに関係しています。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

大切な場面で緊張して失敗してしまう

HSPの人は、「絶対に失敗できない営業」と思えば思うほど、緊張のあまり失敗してしまいます。

とくに上司から絶対に決めてほしいと言われた商談や顧客獲得につなげたいプレゼンテーションなどは、緊張のあまり身体がこわばるのです。

会社の利益がかかっている営業は常に緊張がともない普段の自分を発揮できないことが多いです。

そのため、HSPの人は営業が向いていないと言われます。

参考:「敏感すぎて苦しい」がたちまち解決する本 HSP=敏感体質への細やかな対処法 高田明和

人を相手にすると評価が気になり集中できない

HSPの人は、人からの評価が気になる傾向があります。

特に、売上成績を報告する習慣がある営業職では、「今の商談は相手にどうとらえられているか」「どのように評価されているか」気になり話に集中できなくなってしまいます。

また、他人からの視線や声に極度に反応しやすいのがHSPです。

人が目の前にいるだけで、ストレスと感じる人もいるでしょう。

さらに、営業を始めたばかりの新人時代には、上司とともに営業先を回ることもよくあるはずです。

会社としては人材育成のために上司をつけていても、HSPの人には逆効果です。

上司からの視線と営業先の評価が気になり、余計に集中できなくなってしまいます。

休日にもお客さんから連絡や出勤要請があり休めない

営業は、休日にもお客さんから連絡が来たり、出勤を頼まれたりすることが多々あります。

相手のことを考えると断れない性格のHSPの人は、休日でもお客さんの連絡を受けて、会社に頼まれれば出勤することもあるでしょう。

しかし、常に周りに気を配っているHSPの人にとって、仕事のことを考えない休みは必要不可欠です。

休日も気が休まらず気持ちのリセットができないHSPの人は、どんどん悪循環に陥り、余計に営業が合わなくなってしまいます。

雑談やアイスブレイクを苦手に感じる

営業職だけでなく、人と関わる仕事では良好な関係を築くために必須と言われる雑談やアイスブレイク。

しかし、HSPの人は雑談やアイスブレイクが苦手です。

HSPの人はカジュアルな世間話でも、無意識のうちに膨大な情報を拾って深く考える傾向があります。

それは、常に深い話をしたい気持ちが強いからです。

また、幼少期に「自分の話を理解してもらえなかった」「否定された」などの経験があるHSPの人は、特に雑談やアイスブレイクを苦手と感じます。

人と会話してもどうせ理解されないと思い、なかなか営業先の人と深い関係を築けません。

HSPで営業が辛い・疲れる…営業を楽しいと思える対処法をご紹介

HSPで営業が辛いと思われている方でも、対処できる方法はいくつかあります。

HSPで営業が疲れる・合わない…と思われている方は、今からご紹介する対処法を試してみてください。

自分の感情を見える化する

HSPで営業が辛い時、まずは自分の感情を見える化することが大切です。

同じ営業でも何にどんな風に辛いと感じるのか、一人ひとり異なります。

自分の辛いと思う部分が見えてくると、次に起こすべき行動がわかります。

商談が苦手なのか、営業チームの飲み会が苦手なのか、会議が苦手なのか。

まずは、自分のHSPのタイプを知ることから始めましょう。

自分を責める気持ちを捨てる

次に、自分を責める気持ちを捨ててみてください。

商談がうまくいかなかったり、ミスをしたり、人からの頼みごとを断ったりすると、HSPの人は、人から嫌われるかもしれないと思い込みます。

同時に、「自分を責める気持ちを抱いてしまう」人も多いです。

「他人に責められる」と思って、先回りして自分で自分自身を責めてしまいます。

しかし、

  • あなたの行いはそれほど大きな影響を及ぼすのか
  • その仕事が成り立たなくなるほどの大きなミスなのか
  • 人間関係が続行できないほど重大なことなのか

どうかもう一度考えてみてください。

自分を責める気持ちは、仕事へのダメージより、自分への評価を落とす原因になります。

自分への評価が落ちると、余計に他人の言動に敏感になったり、人前で話すことが苦手になったりするため、まずは自分を責めないことに意識を向けてみてください。

完璧を追い求めない

小さなことでも気になってしょうがなかったり、いつまでも些細なミスを引きずってしまったりするHSPの人は完璧主義の傾向が強いです。

しかし、どんな人でも完璧を追い求めると疲れます。

まずは、完璧を追い求めない生活を意識してみましょう。

完璧主義を治すためには、

  • 自分ですべてを抱え込もうとせず人に任せてみる
  • ゴールや目的を常に意識する
  • 合格ラインを決めておく

など少しの意識で変えることができます。

参考:DIAMOND online「完璧」「ちゃんと」の呪いに追い込まれたら、思い出してほしいこと

ルート営業に変えてもらう

常に新規のお客さんに会う新規営業とは異なり、ルート営業はお客さんが固定されます。

お客さんと深い関係を築きやすいルート営業に変えてもらうことで、営業先での人間関係の悩みが解消される可能性があります。

また、HSPは観察力や共感能力が高いためルート営業で深い関係を築ければ、より本質を突いた商品の提案ができるでしょう。

HSPで営業を辞めたい!HSPの適職をご紹介

「繊細さんの強みを活かして、自分のペースで無理なく働きたい」「繊細で営業が向いていないため、転職を考えたい」

ここからはこのようなお悩みをお持ちの方に向けて、繊細さんの適職をご紹介します。

自分の強みを活かして、本当に合った仕事を見つけましょう。

正確さが問われる仕事

HSPの人は、他の人よりも細かな部分に目が行き届くため、正確さが問われる仕事に向いています。

例えば、事務・経理・データ入力などです。事務や経理は未経験でも受け入れてくれる企業が多々あります。

営業事務であれば今までの経験を活かして、転職が可能です。

IT系を含むクリエイティブな仕事

HSPの人は、IT系を含むクリエイティブな仕事も適職と言えます。

IT系を含むクリエイティブな仕事はリモートワークが可能な場合が多いです。

そのため、HSPで人付き合いが苦手な方にもおすすめです。

職種は、

  • エンジニア
  • Webデザイナー
  • 動画編集者
  • Webライター
  • Webマーケター

などさまざまにあります。

「家で黙々と仕事をしたい」「人との関わりは、なるべく文字で済ませたい」と思われている方は、積極的に転職を検討してみると良いでしょう。

メンタルヘルスに携わる仕事

HSPの人は、共感値が高く相手の辛さや苦しみを深く理解できます。

そのため、メンタルヘルスに携わる仕事にも向いています。

例えば、カウンセラー・臨床心理士・精神保健福祉士などが挙げられます。

働き方改革のひとつとして、社員一人ひとりのメンタルヘルスを大切にする企業が増えている現代。

HSPの長所を生かしながら、社会の需要に応えられるため、メンタルヘルスに関わる仕事はおすすめです。

少人数で働ける仕事

人の感情や視線に敏感に反応してしまうHSPの人は、大人数で働く仕事よりも、少人数で働ける仕事が向いています。

少人数で働ける仕事は、ベンディングサービスや運送業、清掃業、ホテル業などが挙げられます。

また、HSPの人の中には男性が多い職場が苦手・女性が多い職場が苦手など、異性によって居心地の良さの違いを感じる傾向があることも。

自分の対人関係での得意・不得意を理解して、会社の規模や男性・女性比率を意識して職を選ぶと良いでしょう。

HSPで営業になったらまずは自分を見つめ直そう

今回はHSPの特徴をお持ちの方に向けて、「HSPが営業に向いているのか」や「HSPで営業を楽しいと思う方法や対処法」をご紹介しました。

この記事をお読みいただくとおわかりいただけるように、HSPで営業の悩みは「捉え方」で変わります。

「こうすべき」「こうでなければならない」などの考え方を持ってしまうと、どんな仕事についても苦しく感じてしまいます。

まずは、自分を縛っていた考えから距離を置いて、今の自分を見つめ直してみましょう。

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