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(最終更新:2022年10月24日)
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忘れっぽいことに悩むHSPの方へ|忘れっぽい理由と悩みを解消する方法

HSPの方で、忘れっぽいことに悩みを抱えていませんか? 結論、HSPの特徴の中には、「忘れっぽい」はありません。 しかし、HSPが持つ「深い思考力」や「共感性」が、忘れっぽさにつながっている場合もあります。 そこで今回は、HSPの方で忘れっぽい理由と忘れないための方法を6つ解説します。

HSPに忘れっぽい人がいる理由

HSPの方に忘れっぽい人がいる理由には、HSPの特徴の他に下記の3つが挙げられます。

  • 注意が散漫している
  • マルチタスクが苦手
  • 周囲へ頼れない

はじめに、HSPが持つ4つの特徴と、忘れっぽい人に共通していることを見ていきましょう。

HSPの特徴

HSPにはDOESと呼ばれる4つの特徴があります。

  • 情報を深く処理する
  • 過剰に刺激を受けやすい
  • 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
  • 些細な刺激を察知する

HSPの方は上記の特徴ゆえに、忘れっぽいことに悩んでいることも少なくありません。

注意力が散漫している

1つめにHSPの人に限らず、忘れっぽい人に見られる特徴として、「注意力が散漫していること」が挙げられます。

たとえば、仕事中に頼まれごとをしても、別のことに意識が向いたままだと聞いているようで頭には残りづらいものです。

マルチタスクが苦手

次に忘れっぽい人の特徴として、「マルチタスクが苦手」が挙げられます。

特にHSPの方は、マルチタスクが苦手な方も多いです。

そのため、優先順位が立てられず自分が何をすべきかわからなくなったり、やるべきことを忘れてしまったりしてしまいます。

周囲へ頼れない

また周囲へ頼ることが苦手な人の中には、忘れっぽい人も多いです。

自分1人で解決しなくてはならないと1人で抱え込みすぎるHSPの方も多いです。

しかし、自分のキャパシティを越えてしまい、大切な用事を忘れてしまうこともあるでしょう。

またHSPの方は、周囲の目を気にしすぎるあまり周りに頼ることを遠慮してしまうこともあります。

周りに情報を共有しておくことも、物事を忘れないためにできる工夫のひとつです。

HSPが忘れっぽいという悩みを解消する方法6選

忘れっぽいことに悩むHSPの方は、これからご紹介する6つの方法を試してみてください。

  • 後回しにしない
  • 書く習慣を取り入れる
  • 物の定位置を決めておく
  • リマインダー機能を活用する
  • 自分に意識を向ける時間をつくる
  • 十分に休息する時間をとる

一つずつ取り組み方について紹介していきます。

①後回しにしない

やるべきことを思い出したとき、頼まれごとをしたときは後回しにせず、すぐ行動してみましょう。

特に忘れっぽいHSPの方は、「早く済ませる」ことを意識してみるのがおすすめです。

HSPの方は、頼まれごとを気にしながら別の作業をしていると、集中できないことも多いです。

可能な限りすぐ行動してみてくださいね。

②書く習慣を取り入れる

まず、タスクをTODOリストにして書き出すことから始めましょう。

普段から文字にして書き出すことは忘れっぽいHSPの人に有効な手段です。

記入したTODOが完了したら、横線で消すまでを習慣化してみてください。

TODOリストを作成する際の3つのポイントは以下の通りです。

  • 1日のタスクは1枚のメモにまとめる
  • 休憩の前後や自宅を出る前などに見る
  • 書き出したリストの中で優先順位を立てる

仕事のデスクや自宅の冷蔵庫など、目に留まりやすい場所にメモ用紙を置いておくことで、忘れることを防ぐことができます。

③物の定位置を決めておく

物忘れが多いと感じるHSPの方は、物の定位置を決めてみましょう。

部屋やデスクの上が整理整頓できていないと、持っていくものを見落としてしまい、忘れてしまいます。

たとえば、

  • 鍵は必ず玄関に置く
  • バックインバックを使う
  • デスク上には最小限の物だけ置く

などの工夫も大切です。

④リマインダー機能を活用する

すぐ取りかかることではないタスクは、つい忘れてしまいがちですよね。

少し先にやらなくてはならないことは、スマホのリマインダー機能を活用しましょう。

たとえば、スマホの現在地を指定してリマインダーを受け取る機能もあります。

「スーパーに行ったときに買いたいもの」をリマインダーしておけば忘れることも少なくなるでしょう。

⑤自分に意識を向ける時間をつくる

HSPの方で忘れっぽい理由には、頭の中が考えごとで溢れていることが挙げられます。

日々1人反省会をしたり、些細な刺激も人一倍受け取ったりしているので、情報を処理するだけでも手一杯です。

つまり、自分自身の現在の状況を整理するために、一息つく時間を過ごすことで、自分に意識を向けることができるのです。

自分に意識を向けるための方法として下記の4つが挙げられます。

  • 目を閉じて深く深呼吸をする
  • 瞑想をする
  • ジャーナリングをする
  • SNSを見る時間を減らす

HSPの方は、日頃から周りを優先しやすい人も多いです。

そのため、自分のための時間を意識的につくることで、思考を整理しやすくなるでしょう。

⑥十分に休息する時間をとる

睡眠不足や不規則な生活を改善するのは、忘れっぽいことを解消していくための方法のひとつです。

忘れっぽい人の中でも、HSPの方は普段から刺激に敏感で周囲へのアンテナも広いので、疲れやすい人も多いです。

疲労が溜まると、忘れっぽくなる他にも、体のだるさや集中力が続かないなどの不調が現れます。

疲れやストレスを溜めないためにも、十分な休息は欠かせません。

忘れっぽいのはHSPが理由でない場合もある

忘れっぽいという悩みを抱える人の中には、原因がHSPではない人もいます。

  • ADHD
  • 認知症
  • 若年性健忘症

特に、HSPとADHDは似た特徴もあるため間違いやすいです。

HSPは気質ですが、ADHDは発達障害です。

適切な対処方法が異なるケースもあるので、合わせて参考にしてみてくださいね。

1.ADHD(注意欠如・多動症)

ADHD(注意欠如・多動症)は、「不注意」「多動性」「衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです。

【不注意の特徴】

  • ケアレスミスが多い
  • 忘れ物が多い
  • 時間管理が苦手

【多動性の特徴】

  • 落ち着かない
  • 貧乏ゆすりをよくする
  • 目的なく動き回る

【衝動性の特徴】

  • 衝動買いをすることが多い
  • 思ったことを言ってしまう
  • 人の話を最後まで聞けない

上記のように、「忘れっぽい」は不注意の特徴の中に含まれています。

HSPは「慎重」な特徴を持つのに対して、ADHDの方は「衝動的・積極的に動く」一面があります。

専門医へ相談することで、生活の中で自分自身をコントロールできるようになります。

生活への支障や悩みを解消していくことにつながるでしょう。

参考:ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

2.認知症

忘れっぽい症状が最近増えてきたと感じるHSPの方の中には、「認知症」である可能性もあります。

認知症とは、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態です。

特に65歳以上の方で物事自体を忘れてしまう場合には、脳神経外科や脳神経内科へ相談することをおすすめします。

参考:認知症|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

3.若年性健忘症

20〜30代のHSPの方でも、「若年性健忘症」という病気の場合があります。

若年性健忘症とは、強いストレスや頭のケガなどを原因に物忘れが激しくなる記憶障害です。

行き先を忘れる、約束したこと自体を覚えていないなどの症状が続いている場合には、医療機関へ一度受診してみるようにしましょう。

まとめ|忘れっぽいが気になるときは受診も検討してみましょう

今回は、HSPの方が忘れっぽい理由や対処法について解説してきました。

忘れっぽいことは仕事や日常生活で、失敗やミスにつながりやすいです。

失敗が重なることで自信を失ったり、周囲からの視線が気になったりすることもあるでしょう。

しかし、誰しも忘れてしまうことはあるものです。

今回紹介した6つの方法を取り入れながら、忘れっぽいという悩みを解消してみてくださいね。

忘れっぽいことに悩むHSPの方が、自分にぴったりの解決方法を見つけられることを願っています。

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