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(最終更新:2022年11月21日)
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HSPは公務員に向いていない?辞める前に見直すべきポイントを解説

この記事を読んでいるあなたは、公務員として働いているもののミスが多く、すべてHSPである自分の責任だと思い込んではいないでしょうか。 また、仕事の悩みが重なって自分の心が複雑になってはいないでしょうか。 中には、公務員として働く中で嫌なことがあっても、その場から逃げてはいけないHSPの責任感の強さが働き、体や動きが無意識に止まってしまう人もいるでしょう。 そして、意見がない、仕事ができない人と扱われ、雑用や無視など余計に職場に居づらいと感じてしまっている人もいるのではないでしょうか。 しかし、HSPで公務員に悩んでいる方も今日は、今までの自分と区切りを付ける日です。この記事を読んで、今まで悩んでいた公務員の自分を受け入れて、前に進んでいきましょう。 今回は、HSPが公務員に向いていない理由や対処法を解説します。

HSPが公務員に向いてない3つの理由とは?

はじめに、HSPが公務員に向いてない3つの理由を解説します。

HSPで公務員をやめようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. マルチタスクが苦手だから

HSPはひとつのことに集中する特性があるため、マルチタスクが苦手です。

しかし、

  • 電話や窓口対応
  • クレーム対応
  • 資料作成

など、公務員として働いているとさまざまなマルチタスクが降りかかってきます。

特に、クレーム対応を引き受けた時は、心ない言葉に敏感に反応して他の仕事に手が付かなくなることもあるでしょう。

2. 大勢の人と一緒に働くだけで疲れてしまうから

自分の周りに人がひとりいるだけで、業務に集中できなかったり、他人のことが気になってしょうがなくなったりするのがHSPです。

公務員として働く職場では、ひとりになる環境がほとんどありません。

常にさまざまな人の声が溢れているでしょう。

中には「自分は今、あの人から評価されているのではないか…」と人の行動を深読みして、勝手に気疲れしてしまうHSPもいます。

3. 残業が多くしっかり休めないから

総務省が平成27年度に発表した「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果のデータ」では、「国家公務員の残業時間は233時間」「地方公務員の残業時間は158時間」であることがわかりました。

これらの時間は決して短い残業時間ではありません。

人一倍疲れやすいHSPは、しっかりとした休息時間が必要です。

しかし、公務員として働くと十分に休めないこともあるでしょう。

また、株式会社ワークライフ・バランスが2021年に「コロナ禍における中央省庁の残業代支払い実態調査」を実施したところ、「国家公務員の約3割が残業代を適切に支払ってもらえていない」と回答したことがわかりました。

残業して働くものの、納得いかない給与体制であれば、ストレスが溜まるばかりです。

HSPは自分が不満に思うことを、なかなか人に伝えられません。

HSPは、周りの目を気にして不満を溜めてしまいます。

そのため、公務員には向いていないと言えるでしょう。

参考:地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果の公表 – 総務省

HSPで公務員に向いていないと思ったときの対処法3つ

ここからは、HSPで公務員に向いていないと思った時の対処法を3つご紹介します。

公務員に向いていないと思ったときは、すぐにやめなくても日々の習慣から自分の敏感さを押さえられたり、自分のペースで働けたりする方法があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 内臓の働きがよくなる食べ物を食べる

私たちの体を作っている食べ物は、心の働きにも大きく関係します。

仕事中どうしても気持ちが落ち着かなかったり、緊張しやすかったりするHSPは、まずは日々の食生活を見直してみるといいでしょう。

実際、心臓・小腸・舌が弱っているときは、喜びの感情に影響が出ると言われています。

また、肺が弱っている時は、悲しみの感情が弱くなることもあります。

自分の感情コントロールを自分自身でうまく行えないときこそ、体の内部から見直してみるといいですね。

食生活を見直すポイントは、内臓の働きがよくなる食べ物を食べることです。

内臓の働きがよくなる食べ物は、

  • 酸菌
  • ビフィズス菌
  • 酪酸菌
  • 麹菌
  • 酢酸菌

などの善玉菌を多く含む食品です。

具体的には、「納豆、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け、チーズ」などが挙げられます。

これらの食品を日常的に摂取するのが難しい方は、

  • カフェインやお酒を控える
  • 辛いものや甘いものを食べ過ぎない

などを試してみると、心身ともにいい影響が出てくるでしょう。

2. 自分の居心地のよさを探してみる

HSPは、暑い、寒い、服が窮屈、光がまぶしいなど、些細な刺激を受けやすいです。

日頃の生活からストレスを減らすことから始めてみましょう。

特に職場において、机の上の散らかりや肌に合わないごわごわの服など、少しでも見直せる点はないでしょうか。

また、昼食が疎かになっていたり、運動不足が続いたりするなどの小さな積み重ねも、自分自身の仕事へのストレスになっている可能性があります。

自分の感覚に注目して、身近な習慣から変えられることがあれば、少しずつ実践してみてもいいですね。

3. 転職を考える

転職を考えることは、HSPで公務員が向いていないと思った時に最後に試すべき対処法です。

人間、どんなに工夫をしても仕事に合う・合わないはあります。

特に、公務員のように人との関わりを避けられなかったり、部署移動がすぐにできなかったりする職種は、自分の大きなストレスになる前に早めに転職を視野に入れることもひとつの方法です。

HSPは、ひとりで黙々と作業できる在宅勤務の仕事やクリエイティブな仕事に向いています。

転職を考え始めたら、まずは世の中にどんな仕事があるのか、リサーチから始めてみるといいですね。

HSPは公務員に向いてる場合もある?

HSPの中には、公務員に向いている方もいます。

公務員に向いているHSPは、HSS型HSPです。

HSS型HSPは、High Sensation Seeking(刺激探求型)を指し、外交的で仕事においても刺激を求めるタイプです。

公務員は、人の人生に触れる機会が多かったり、ひとつの業務に縛られなかったりする仕事です。

そのためさまざまなことに興味があり、チャレンジ精神旺盛なHSS型HSPは、公務員に向いているといえるでしょう。

HSPで公務員をやめたい|公務員をやめると決めたときの具体的な動き方を解説

ここからは、「HSPで公務員をやめたい方」「公務員をやめる決心がついた方」に向けて、公務員をやめた後の具体的な動き方を解説します。

仕事をやめる際は、勢いでやめるのは避けましょう。

今後の人生を見直すきっかけとして、やるべきことを明確にしておくことが大切です。

1. なぜ退職したいのか具体的な理由を言語化する

職場によって異なることもありますが、公務員で退職を願い出ると、所属長との面談だけでなく人事課の係長や副係長など、さまざまな人から話を聞かれます。

その際に、具体的な理由がなければ引き止められることもあります。

また、人手不足が深刻な職場であればやめられないこともあるでしょう。

スムーズに退職を実現するために、

  • なぜ公務員をやめたいのか
  • 公務員をやめて何をしたいのか

を、具体的に言語化しておくことが大切です。

2.退職日はできるだけ3月31日に設定する

年度で業務が遂行される公務員は、3月31日で業務に区切りがつきます。

それより前にやめてしまうと、人員補充をしなくてはいけなかったり、人員欠如で人手不足を招いてしまったりします。

3月31日付けで退職する場合は、次年度の人事異動に配慮して、2月中には申し出ることをおすすめします。

退職はできるだけスムーズに、周囲に迷惑をかけずに行うことがポイントです。

どうしても年度途中で公務員をやめたい場合は、所属長に相談するようにしましょう。

3. 退職希望を出すときは、転職が決まってからにする

転職が決まっていないまま退職届を出すと、心配性のHSPは不意に「これから私はどうやって生きていくんだろう…」と考えてしまいます。

他にも、周りに引き止められると「もう少し働いてもいいかな」と思うこともあります。

中には、退職希望を出したのに、周りへの申し訳なさや不安な気持ちから、取り消してしまうHSPもいるでしょう。

そのため、HSPで公務員をやめる覚悟ができた方は、次の転職先を決めてから退職希望を出すようにしましょう。

3. 業務の引継ぎを行う

退職を願い出た後は、業務の引き継ぎを行うことが大切です。

公務員は、住民の個人情報を保持しているだけでなく、さまざまな業務を部署を超えて進行することがあるため、丁寧な引き継ぎを行うことがポイントです。

以下に引継ぎを行う際のポイントをまとめましたので、ご参考ください。

  • 口頭の引継ぎではなく資料を用意する
  • 引継ぎ資料は、結論から示す
  • 作業ごとのつながりを明確に示す
  • 5W1Hを明確にして抜けがないように書く
  • その他部署関係者にも引き継ぎ完了の連絡を入れる

スムーズな退職を実現するには、引継ぎまで責任を持って行うことが重要です。

抜けがないように、丁寧な引き継ぎを目指しましょう。

HSPで公務員なら、できる範囲で自分を見直すことが大切

今回は、HSPで公務員に向いていない3つの理由や対処法をご紹介しました。

HSS型HSPは比較的公務員に向いています。

しかし、HSPの特性を強くお持ちの方は公務員には向いていません。

とくに、他人の言動が気になるHSPは、常に物事に反応するセンサーが働いて出勤するだけで疲れてしまいます。

HSPで公務員の仕事に悩んでいる場合、まずは今回ご紹介した食生活の見直しや自分の居心地の良さを見つけることが大切です。

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