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(最終更新:2022年11月14日)
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HSPの人はカフェインが苦手?弱い人の特徴と対策を解説します

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、人一倍繊細な気質をもって生まれた人のことです。 そんなHSP(繊細さん)は繊細であるがゆえ、カフェインを摂取すると、自律神経を司る扁桃体に過剰な反応を起こしてしまうこともあります。 そのため、カフェインの入ったコーヒー・紅茶・エナジードリンクなどが苦手なHSPの人も多いでしょう。 ただ、カフェインにはリラックス効果や鎮静作用もあります。 この記事では、HSPの人がカフェインが苦手な理由や、対策などを解説しています。 今までカフェインを含むものを飲むと体調を崩していたHSPの人、繊細さんも、適切な対策を取ればティータイムを楽しめるかもしれません。 「友人とカフェでリラックスして過ごしたい」「仕事中のコーヒーブレイクを、周りと同じように楽しみたい」という方は、ぜひ最後までお読みください。

HSPの人はカフェインに敏感に反応してしまう

HSPは病気ではなく、気質といわれています。

また、HSPの脳は、非HSPの人よりも扁桃体の血流が多く、働きが活発だということが研究で分かっています。

扁桃体は、脳の中でも喜怒哀楽など感情を司る大部分です。

そのほか恐怖を感じて心拍数を上げるなど、自律神経に関わり深い場所ともいわれています。

神経質なHSPの人にとって、カフェイン摂取は、体調の悪化を招いてしまう可能性もあるため、苦手な理由の一つと言えるでしょう。

HSPの人がカフェインが苦手な理由

HSPの人がカフェインを取ると「気持ち悪い」「体がだるい」「息切れがする」など体験レポートが数多く報告されています。

その具体的な理由は、以下の4つの理由となります。

  • 自律神経の働きが高まるため
  • 興奮作用があるため
  • 覚醒作用があるため
  • 鎮痛作用があるため

①:自律神経の働きが高まるため

カフェインは自律神経に作用し、活性化させる効果があります。

自立神経とは、内臓や代謝、体温をコントロールする神経のことです。

過剰に反応し過ぎると、倦怠感・吐き気の症状が出てしまうこともあります。

②:興奮作用があるため

カフェインには、興奮作用があります。

興奮作用が続けば、動悸・息切れにつながり、体調不良を起こす原因になりえます。

その分、体にかかる負担も増すため、HSPの人にとってはカフェインは大敵です。

③:覚醒作用があるため

カフェインには、覚醒作用があり、HSPの人がカフェインを摂取すると、頭が冴えて集中したような状態になります。

そして副作用によって、不眠、寝不足など睡眠障害を引き起こします。

睡眠不足が続けば、誰でも辛いですよね。

覚醒作用のあるカフェインは、HSPの人にとって苦手な要因となるでしょう。

④:鎮痛作用があるため

カフェインは、交感神経に作用する一方、副交感神経にも作用します。

本来、リラックス効果を誘う鎮痛作用もHSPの人にとっては逆効果です。

過剰に反応しすぎると、腹痛や下痢だったり、頭痛の原因になったりします。

HSPの人はコーヒーを飲むと体調が悪くなりがち

HSPは病気ではなく、脳神経に起因する気質です。

そのため、特にカフェイン含有の多いコーヒーを飲むと、体調を悪くなりがちです。

具体的に、どんな体調不良が起こるのでしょうか。

主な症状は以下、5つです。

  • 脈拍数が増える
  • 眠れなくなる
  • 体が震える
  • 心配事が多くなる
  • 頭がくらくらする

①:脈拍数が増える

カフェインには、脈拍数をあげる効果もあります。

脈拍が増えると動機息切れにつながり、体に負担がかかります。

非HSPの人でも、体調不良は負担が掛かるのに、体調変化に敏感なHSPの人には、より負担となるでしょう。

そのため、HSPの人がコーヒーを飲むと、体調不良を起こしがちなのです。

②:眠れなくなる

カフェインの覚醒作用が原因で、眠れないことも特徴です。

また寝不足が原因で、集中力が欠落したり、体全体の倦怠感につながることもあります。

HSPにおすすめしたい疲れの取り方5つ|疲れが溜まりやすい理由を解説

③:身体が震える

カフェインにはアルコールと同じく、中毒性があります。

HSPのような敏感な方が、カフェイン摂取をすれば、体が震えるような中毒症状が出てしまうこともあります。

④:心配事が多くなる

覚醒作用で眠れなくなったり、興奮したりすれば、精神的にも心配事が増える原因となります。

HSPの人が、カフェインを摂取すると、思考的な部分にも影響がでる可能性大で
す。

⑤:頭がくらくらする

カフェインを摂取すると鎮痛作用により、頭がくらくらする方もなかにはいます。

もしカフェイン摂取後に、同じような症状が出るなら、コーヒーが原因かもしれません。

HSPの人がカフェインに対してできる対策

繊細気質なHSPの人が、カフェイン摂取をする前に対策できることはあるのでしょうか。

具体的な対策は以下の7つです。

  • ①:カフェインの適量を知っておく
  • ②:カフェインの前に水分を摂る
  • ③:カフェインを摂取する時間を考える
  • ④:カフェインで気分が悪くなったら深呼吸をする
  • ⑤:コーヒーにはミルクを足してカフェイン摂取を抑える
  • ⑥:カフェインレスやデカフェの飲み物を試す
  • ⑦:カフェイン以外の代替品を見つける

①:カフェインの適量を知っておく

あなたのカフェイン適量はあなた自身しかわかりません。

飲んだ後の変化をメモするなど、自分の適量を知っておくことも対策の一つです。

②:カフェインの前に水分を摂る

事前に水分を摂ることは、カフェインの作用を和らげる効果があります。

コーヒーと一緒に水を頼んだり、アイスコーヒー・アメリカンコーヒー・薄めのコーヒーを頼んだりするのも、対策として効果的です。

③:カフェインを摂取する時間を考える

カフェイン摂取の時間を見計らうことも、体調を崩さない対策の一つです。

適切な摂取時間は医学的にも証明されており、以下のような医療系のハンドブックにも記載があります。

「また健康な成人では、カフェインの血中濃度の半減期は2.5〜4.5時間ですので、少なくとも寝る4時間前からは、カフェイン飲料を飲むのは控えたほうがよいでしょう。」
引用:『医療・看護・介護のための睡眠検定ハンドブック』宮崎総一郎・佐藤尚武 編著

上のとおりカフェインの摂取は、寝る4時間前は避けた方が良いでしょう。

④:カフェインで気分が悪くなったら深呼吸をする

もしHSPの人がカフェインを摂って気分が悪くなってしまった時には、深呼吸をしてみてください。

深呼吸には、脈拍を整える効果があるので、ゆっくり深く行ってみましょう。

⑤:コーヒーにはミルクを足してカフェイン摂取量を抑える

コーヒーにミルクを足すことで、カフェインの摂取量を抑えてくれます。

また、ミルクにはカフェインから胃を守ってくれる効果もあります。

そのため、飲み終わりの気持ち悪さを軽減してくれるでしょう。

⑥:カフェインレスやデカフェの飲み物を試す

デカフェとは、カフェイン含有の物からカフェインを抜き取った物のことを呼びます。

そして、カフェインの含有量が低い物のことをカフェインレスと呼びます。

どちらもカフェインの含有量は0ではないため、注意が必要です。

しかし、HSPの人にとっては、カフェインが入っている食べ物・飲み物に比べると、飲みやすいかもしれません。

要するに、カフェイン摂取量が少ない方がHSPの人にとって、体への負担が小さいということです。

⑦:コーヒー以外の代替品を見つける

昨今では、カフェインレスのドリンク・食べ物の種類も豊富です。

そのためコーヒー以外で、カフェインの代替品を探すことも一つの対策といえます。

繊細さんはカフェインを摂りすぎないことが大事

本記事では、HSPの人がカフェインの苦手な理由とその対策について解説しました。

繊細さんが、カフェインを楽しむためのポイントは、摂取の前に水を飲んだり、コーヒーにはミルクを入れたり対策することです。

コーヒー・紅茶のようなカフェインを、必要以上に摂りすぎないこともポイントです。

ただ、コーヒーや紅茶などカフェインの入った飲み物は、リラックス効果もありコミュニケーションの場でも欠かせません。

カフェインを懸念していたり、苦手意識の強い方は、この記事を参考にしてみましょう。

それでは、自分にあったカフェイン摂取を、実践してみてくださいね。

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