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(最終更新:2022年09月27日)
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HSPあるあるとは?会話・恋愛・仕事・人間関係など状況別に解説

5人に1人がHSPと言われる現代では、日常的な会話や本のタイトルなどでも「HSPあるある」という言葉を聞くようになりました。 「他人の些細な言動に傷つきやすい」「人と過ごすと疲れる」これらはHSPあるあるでよく言われる特性です。しかし、HSPには状況別にさまざまな特徴があります。 今回の記事では、会話・恋愛・仕事・人間関係などの状況別に「HSPあるある」を解説します。「自分ももしかしたらHSPでは?」と思われている方は、ぜひこれからご紹介する「HSPあるある」を参考にしてくださいね。

HSPとは

HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略です。日本語に訳すと、「とても敏感な人」。

HSPは、1996年に『The Highly Sensitive Person』(邦題『ささいなこともすぐに「動揺」してしまうあなたへ)』の中でアーロン博士が提唱した概念です。

この本はアメリカだけでなく、世界中で反響を呼び、大ベストセラーになりました。

アーロン博士は、世の中の5人に1人がHSPであることを提唱しています。

また、HSPは環境や生活習慣などの後天的なものではなく、生得的な気質であることも述べられています。アーロン博士が提唱するHSPの特徴は、主に以下の通りです。

  • 人の言葉に過剰に反応する
  • 大きな音や強い光が苦手
  • におい、味、触感などの刺激にも弱い
  • 人の脳内イメージにも過敏に反応する
  • 直感力が強い
  • 慎重で、自分のペースを好む
  • 内的生活を大事にする

以上のような特性が当てはまる方は、HSPの可能性が高いです。

参考:「敏感すぎる自分」を好きになれる本 | 長沼 睦雄

HSPの会話であるあるとは?

ここからは、「HSPの会話でのあるある」を解説します。HSPの人は、自分が人との会話で気付きやすい分、相手への気遣いや配慮が人一倍あります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

HSPあるある1. 本音が言えない

どうしても本音が言えないのは、HSPの会話でのあるあるです。

本音を人に伝えられない理由は、幼い頃に経験した人間関係のトラウマから来ている場合があります。例えば、寂しい時に親にかまってもらえなかったり、泣いているのに放っておかれたり、兄弟が生まれてから親にそそのかされたりなどの経験をお持ちではないでしょうか。

このように本当の気持ちを言えずに成長したHSPの人は、大人になっても会話で本音を言えなくなってしまいます。

参考:敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法 | 長沼 睦雄

HSPあるある2. 聞き手に回ることが多い

HSPは、自分から話すことが苦手なため、聞き手に回る方が多いです。

HSPの人は自分から話を始めると、自分の話だけで場の空気を作ってしまうことに申し訳なさを感じます。また、自分の話で相手を傷つけないか不安に思う気持ちもあります。そのため、人との会話では質問をしたり相談に乗ったりと聞き役に回ることが多いです。

HSPあるある3. 心ない言葉に涙が止まらなくなる

HSPは、人間関係で嫌な思いをさせられることも多々。

今記事を読んでいる人の中にも、人の気持ちがわからない、意地悪で攻撃的な人の標的になってしまったことはありませんか?HSPは、そんな時にかけられる心ない言葉に涙が止まらなくなってしまいます。しかし、HSPでない人が気にしないような何気ない会話でも、ネガティブに反応してしまい、涙が止まらないことはよくあるでしょう。

参考:敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法 | 長沼 睦雄

HSPの恋愛であるあるとは?

ここからは、「HSPの恋愛でのあるある」を解説します。HSPの恋愛あるあるを知っておくと、恋愛で気を付けるべき行動がわかります。そして、相手とのコミュニケーションがスムーズになることも。まずは、HSPの恋愛の特性を客観的に理解しましょう。

HSPあるある1. そもそも恋愛がうまくいかない

HSPは、なかなかパートナーと親密になれず、そもそも恋愛がうまくいかない傾向があります。

「自分をさらけ出した時に、拒絶されたり見捨てられたりするのではないか…」「相手を嫌いにならないか」「より親しくなったら、束縛されて縛られるのではないか」などの恐怖や不安がパートナーとのより深い関係性を妨げています。

しかし、HSPの中でもHSSタイプ(好奇心旺盛で刺激を求める気質)の人は恋愛が発展しやすい傾向も。前述した恐怖心よりも好奇心が勝って、すぐにパートナーができる人もいます。

参考:敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法 | 長沼 睦雄

HSPあるある2. 好きになると相手に依存しすぎてしまうこともある

HSPの恋愛では、好きになると相手に依存しすぎてしまうことがあります。

他人の言動にとても敏感なHSPは好きな人となると、他の人よりもより観察します。しかし、何でもない相手の些細な行動が気になりネガティブに考えてしまうことも。

相手の行動を深読みしすぎて「もしかしたら自分のことは好きではないのではないか」や「他に好きな人がいるのではないか」などと考えてしまうのです。そのため、HSPの人の中には好きになればなるほど、恋愛で疲れてしまう人がいます。

HSPあるある3. 駆け引きが苦手

HSPは誰に対しても純粋に誠実に接します。そのため、人の気持ちを揺さぶったり騙したりするような駆け引きが苦手です。

また人とは誠実に付き合いたい思いから「付き合っているのか付き合っていないのかわからない曖昧な関係」は理解できない人が多いです。

HSPあるある4. 甘えるのが苦手

HSPは、たとえ恋人でもなかなか甘えられません。

自己評価が低く、自責の念が強いHSP。頑張り屋さんが多いので、すべてを自分で行おうとしてしまいます。自分がHSPとは知らずに過ごしてきた人の中には、「なんでこんなに生きづらいんだろう?」「なぜ自分は人に頼れないんだろう?」と悩んでいる方も多いはずです。

参考:敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法 | 長沼 睦雄

HSPの仕事であるあるとは?

ここからは、「HSPの仕事でのあるある」を解説します。HSPの仕事でのあるあるを知っておくと、自分に合っている仕事や職場環境が明確になります。今仕事で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

HSPあるある1. 相手に迷惑をかけるのではないかと思いなかなか「報告・連絡・相談」ができない

HSPは、すべての場面で相手に迷惑をかけることを嫌います。

とくに、周りが忙しそうにしている職場では、仕事で重要と言われている「報告・連絡・相談」でも相手に迷惑になると思うとなかなかできません。「これを聞いたら迷惑がられないかな」「今イライラしてるから後の方がいいかな」などと、相手の顔色や心情を伺ってしまうのです。

HSPあるある2. 仕事ができないと思われたくない

HSPの人は完璧主義の傾向があるため、仕事ができないと周りから思われるのが苦痛です。

「誰でも失敗して当たり前」と思っていても、失敗することが怖い感情を抱いてしまいます。またHSPの人は、失敗した後の出来事を考えてしまいます。「自分が失敗したら、ただでさえ忙しいみんなに余計な仕事を振ってしまう」「失敗したら、昇格できないかもしれない」そう思うと不安でしょうがないのです。

そのため、周りから仕事ができる人間と思われるように、抜かりない確認で丁寧に仕事をします。

HSPあるある3. 仕事の疲れが家で爆発する

HSPの人は、嫌な仕事でも引き受けたり、嫌な職場でも頑張ろうとしたりするため、仕事ではストレスが溜まりやすいです。

また、誠実でひとつのことに一生懸命取り組めるHSPの人は、短時間でも労力を使います。毎日8時間以上の労働をすれば、かなり疲れが出るでしょう。そのため、家では仕事の疲れが爆発して、寝込んでしまったりストレスから過食に走ったりまったりすることもあります。

HSPの人間関係であるあるとは?

ここからは、「HSPの人間関係のあるある」を解説します。人の言動に敏感なHSPは、人間関係で悩みを抱えることも多いです。人間関係の悩みを解決するには、まずは「ありのままの自分」を見つめることが大切です。

HSPあるある1. 誘いを断れない

HSPは、人間関係においてなかなか誘いを断れません。

相手を傷つけたり、怒らせたりしてしまうくらいなら、自分の気持ちを押し殺した方がいいと考えてしまうからです。しかし、HSPは行きたくない・やりたくないことでも引き受けてしまい、余計にストレスを引き起こしてしまいます。

参考:敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法 | 長沼 睦雄

HSPあるある2. 相手に合わせすぎて自分の本音がよくわからない

HSPは、相手に合わせすぎて自分の本音がよくわからなくなる特徴にあります。

HSPは、ついつい相手の話の内容やその人の考え方や気持ちを忖度します。そして、あいてに好かれそうなことを言ってしまう習慣があるからです。その場の雰囲気を読んで、トラブルが起きないように自分の感情を押さえてしまう。あなたもそんな経験はありませんか?

こうした行動は「過敏同調性」と呼ばれ、HSPによく見られる気質です。

HSPあるある3. 相手に共感しすぎて苦しくなる

HSPは相手に共感しすぎて苦しくなる傾向があります。HSPの人は、共感性や同調性、不安や恐怖心の神経活動が活発だからです。

また、自分と他人を区別して考えることが苦手なHSP。日常的なコミュニケーションでも、エネルギーとして伝わってきた相手の気持ちが自分の感情に強く影響してしまいます。このようにHSPは、人間関係において相手の恐怖や不安を聞けば聞くほど、自分も苦しくなってしまいます。

HSPのあるあるを理解して個性を大切に生きよう!

今回は、HSPでお悩みの方に向けて、HSPあるあるを解説しました。

今回ご紹介したように、HSPは非常に繊細な生き物。生きづらい世の中をうまく渡るには、まずはHSPの特性を状況別に理解することが大切です。少しづつでも自分とは何かを理解し、自我を強くして、自分自身を守っていきましょう。

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